隠れ雨

濡れた瞳



 隠れ雨
  濡れた瞳


知りたかった思いは、
二度と離れない。

一番になりたかった私は、
いつも君の隣にいるよ。

ちょっとでも良いの、
だから甘い声を。

側に寄ったあの日の記憶は、
キスの度に思い出せるの。

とても信じられる、人じゃないから。
それなら私が飛ばしてあげるんだ。


あと二センチを縮めて、
願いはそう遠くないよ。


この想いを止めない限りいつも、

隣にいさせて。



写真立てに映った、
昔の私には。

君しかほとんど見えていなかった、
手を繋いで走っていたの。

ちょっぴり泣いて、
だけどちょっと笑って。

存在理由なんてものは、
二人で夜空に捨てたのよ。

親はとても好きで、親友も大好きで。
それなら私が愛してあげるんだ。



動かないで運命の人、
願いはそう遠くないよ。



この未来を止めない限りずっと、

側にいさせて。

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