先輩のアプローチがすごい。




そのあと私もお風呂から上がって1階から自分の部屋に行こうとしていたら、ちょうど2階から下がってきていた先輩とすれ違った。



「あ、髪濡れてる」


「先輩はトイレか何かですか?」



オフモードの先輩はいつものセンターパートではなく前髪が作られていてストレートマッシュな感じ。



「ああ、勉強してたから。コーヒー飲もうかなって」


「そうなんですか。なら私が持っていきますよ、ココア飲もうって思ってたので」


「あー、じゃあできあがったら俺の部屋に持ってきて欲しいんだけどいいかな?」


「わかりました。ちょっと待っててくださいね」



そうして私は自分の部屋に向かってた足を巻き戻してキッチンへと向かった。
< 53 / 114 >

この作品をシェア

pagetop