先輩のアプローチがすごい。




それにしても、まさか昨日弥生が言ってた通りになるとは……。




「問題ないみたいなのでそれでお願いします。卯月メモよろしくね」


「わかりました、みっくん」



卯月が実行委員全員の前で“みっくん”と呼んだため、周りが少しざわつく。


だけど、先輩も卯月もそんなのお構いなし。


話し合いはどんどん進んでいった。






実行委員は星蘭祭当日、クラスの出し物には一切参加せず実行委員内で決められたペアで見回りをする。


準備期間中、実行委員はオープニング・エンディングの準備をする。



今年のオープニングは、演劇シンデレラをやることになった。
エンディングは、違う学年の人とペアを組んで校内宝探し。



そうして、お昼を挟んで今からシンデレラの役決めが始まった。
< 61 / 114 >

この作品をシェア

pagetop