先輩のアプローチがすごい。
「だって俺、愛ちゃんの事が好きなの隠してないしね」
「そ、それもどうかと思いますけど……」
私は恥ずかしすぎてその場にいられなくなったから先輩を連れて実行委員が作業していた教室を出た。
「愛ちゃん、俺をどこに連れて行く気なのかな?」
なぜか興奮気味の先輩。
ちょっとだけ気持ち悪い。
「い、いいからついて来てください!」
そう言って私は、先輩の事を人気の無いところへ連れ出した。
「それで?俺をこんなところに連れ出して何のようですか?愛ちゃん。」
「先輩が私のことがその……好きだっていうのを隠してくれないのに大変困っているというか……」
恥ずかしすぎてそろそろ耐えられない。
「なんで困ってるの?」