先輩のアプローチがすごい。
ショニチ
今日は、全校生徒が楽しみにしていた星蘭祭初日。
「少女は幼くして母を亡くし、継母とその連れ子の姉2人、父親と暮らしていました。元々少女には冷たく当たっていた継母たちでしたが、事故で父親が亡くなるとその冷たさは一層激しくなりました。掃除、洗濯、食事の用意など、身の回りのことは全て少女に任せて自分たちは贅沢三昧の日々を送っていたのです。そんな可哀想な少女に、継母たちは“灰かぶり”という意味の“シンデレラ”という名前を付けました。」
ナレーターAである私の仕事はこれで終わり。
この隙に劇が終わった後、皆に配るようの飲み物を買いに行くことにした。
「何してるの?愛ちゃん」
そう、私のことを愛ちゃんと呼ぶのは先輩だけ。