先輩のアプローチがすごい。
「ま、今回は我慢してあげたけど。次やられたら俺、愛ちゃんのこと襲っちゃうかもね?」
「お、襲うって…!先輩ってやっぱり変態なんですね」
「愛ちゃんにだけ、ね?」
先輩のことは好きだけど、今のは流石にちょっとだけ引いた。
「流石に否定してくださいよ」
「ごめんごめん」
先輩は少し笑いながら私にそういった。
「愛ちゃんが本気で嫌がることはしないよ」
すると、布団の中で私をぎゅっと抱きしめて。
「あれ、怒らないんだ」
そう言い残して、部屋に私を残したまま1階の洗面所に向かっていった。
もしかして、私の気持ちだだもれだったりして……。
そんなことを考えながら私も朝の準備を始めることにした。