マグ

「大丈夫か?」


「う~ん、分からない。まあ後で怒られはするだろうけど、殺されはしないでしょう」


「何かあったら俺、謝りに行くよ。悪いことしているとは思わないけど、まあまだ一応、凛は未成年だしな」


「ふうん」


私は丸まって真澄の脇の辺りに顔をうずめた。


少し汗臭くて、女の私にはない匂いがした。



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