マグ
女性にしては冷たすぎる愛嬌のない目、母と同じ低い鼻、可愛げのない薄い唇
・・・まあ少し助かったって思うのはあまり太らない体質かもしれない。
しかしそれだってママに似れば、いつまで持つのか分かったものではない。
「分かった。俺も訊かれた事には素直に答えよう。それで、何で凛は昨日、彼の所へ泊まる事になったんだ?」
「サークルの飲み会があって、真澄はバイトだから来ないって言ってたんたんだけど・・・一つ上の男の先輩と飲み比べしていたら・・・」
「飲み比べ?」