マグ

「はずみでしてしまったの!だから真澄のアパートで散々、搾られて謝って、二度としないと約束したりしていたら、まあ、もう帰れる時間ではなくなってしまったというわけ」


「お前は真面目なだけが取り柄だと思っていたのに、そんな中途半端なことをしていたなんて・・・それは真澄君でなくても怒るのは当然だ」


「だから、私が変だからって言ったじゃない。真澄が悪いんじゃなくてって。それよりも中途半端って、パパのしている事はどのくらい完璧な事なの?」


私は嫌味をたっぷり利かせて言ってやった。


< 248 / 425 >

この作品をシェア

pagetop