マグ
私はそんな時、仕方ないので何も言わず、お茶を飲みながらただ笑っていた。
よく考えれば朝から練り物が出る事はなかったので、朝を食べて、夕食を断ればよかったのかもしれないが、何となくママの機嫌が直るまで、私は夕食の練り物を食べ続けなくてはいけないような気がしていた。
ママの練り物攻撃が続いて二週間経ったある日の夕方、大学から帰ろうとすると真澄から連絡があり、今日はバイトがないから部屋に来るように言われた。