マグ

「さやかに止められているのだとばっかり思っていた・・・」


そんな事があったなんて・・・

初めて聞いた話に、私は驚いた。


「内藤が凛の事を好きなのは分かっていたけど、あいつはそれを口にはしないで、あんな酔った勢いで凛に触るなんて許せなかった。何て卑怯な奴だと怒りが噴き出して、自分の感情をコントロールできなくなりそうになった。それと同時にそんな奴に黙ってキスされた凛の事も頭に来て、本当は殴ってしまいそうだったんだ」


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