マグ

「登山じゃなくて山歩きだから、運動神経なんていらないし、どんなに鈍くても、どん臭くても大丈夫だから」


「はあ・・・」


「君、合ってそうだよ」


「そうですか・・・」


そんな会話の末、私は真澄が職員ではなく学生である事を知り、あまり深く考えることなく真澄の勧誘に乗ってしまった。



そして私はその日のうちに、ワンダーフォーゲル部に入部した。


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