マグ

スタスタと歩く真澄を必死で追いかけているうちに、いつの間にが、二人ですっかり集団を抜け出てしまったようだ。


後の五人のメンバーは、遥か後方にいるようだった。


真澄は立ち止まって言った。


「ちょっと早く歩き過ぎたな」


急に立ち止まった真澄にぶつかりそうになりながら、私も立ち止まった。


「そうですね」


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