只
「すまない!!! 間に合わなかった……」
本日3月14日。ホワイトデー。
僕はバレンタインデーのお返しを渡すつもりでいた。
「色んな店を見てまわったけど一つにしぼれなくて……。
明日には必ず渡すから!!!」
「要らないです!!!
先輩が私の事を考えながらバレンタインのお返しを選んだり、先輩が私に謝罪するために学校が終わるまで待っててくれたり、先輩とこうして会えて話せる事だけで良いです!!!
だから明日…いえこれからも私に会いに来て欲しいです……」
「刻里……」
「無理…ですよね?
先輩もう卒業してますもんね」
「会いに行く。
実際前みたいに会えないと思うけど……刻里に会いに来る」
「はい!
待ってます!!!」
今、分かった……。
「僕は刻里に謝罪したくて今日会いに来たけど…」
それだけじゃなくて……。
「一番は刻里にただ会いたかっただけみたいだ」
本日3月14日。ホワイトデー。
僕はバレンタインデーのお返しを渡すつもりでいた。
「色んな店を見てまわったけど一つにしぼれなくて……。
明日には必ず渡すから!!!」
「要らないです!!!
先輩が私の事を考えながらバレンタインのお返しを選んだり、先輩が私に謝罪するために学校が終わるまで待っててくれたり、先輩とこうして会えて話せる事だけで良いです!!!
だから明日…いえこれからも私に会いに来て欲しいです……」
「刻里……」
「無理…ですよね?
先輩もう卒業してますもんね」
「会いに行く。
実際前みたいに会えないと思うけど……刻里に会いに来る」
「はい!
待ってます!!!」
今、分かった……。
「僕は刻里に謝罪したくて今日会いに来たけど…」
それだけじゃなくて……。
「一番は刻里にただ会いたかっただけみたいだ」