ぼくの話をしようと思うのレビュー一覧
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おとぎ話のようなふんわりした空気なのに、時々ドキっとする表現があって、どんどん読んでしまった。 表現は幼稚かなと思うところもあるけど、おもしろかった。
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口に出す願望と、 腹の内に秘めた野望は 表裏一体なんですね。 ラストがすごく想像を掻き立てられました。 どっちの意味なんでしょうか。 気になります。
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主人公の語り口調がすごくリアルで、まるで自分が本当に主人公と話しているような気分になりました。 最後はちょっと裏切られた気分です。 いい意味で、とことん騙されました。 読み終えたあとで表紙の文章を読むと【あの人】が誰なのか最初の時とは違った推測ができると思います。 素敵な物語をありがとうございました。 存分に楽しませていただきました
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ぼく、彼女、 そして、もう1人… それぞれに『未練』を抱え、 出逢った場所は遥か彼方… 彼女は知っていた ぼくは気付きたくなかった 綺麗なものを望んでた そうなるはずだったんだ… でも 気付いてしまった… 『わかってる。 わかってるよ。』 狂った運命の輪の中 役者が揃った さぁ 未練を果たそうか… 『ぼくの話をしようと思う』 聞き手となり、 結末はあなたの耳にて、是非。
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淡々と綴られるぼくの話 やわらかい口調の中に かくされた…… 進んでいく物語 自分の本当のキモチを 知った主人公の中の狂気。 とても切ない後味に いろいろなことを考えます。 読んで日にちが経ってからも 心に残る 素晴らしい作品です。 ぜひ、読んでみてください☆
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僕の愛しい人‥ 彼女はある日― そしてやっと巡り逢えた彼女は、とても悲しい目で僕を見ていた― どんなに馬鹿げた形でも、僕は彼女を愛していたんだ。 最愛の人を無惨に奪われた時、アナタならどうしますか? シリアスなのにポップな作品で、すらすら読めます。ぜひ!!
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ある未練を抱え、『未練型天国』なる世界へやってきた主人公。 主人公の、亡くなった恋人。 彼ら二人の生前そして死後について、主人公の語り方はあくまで淡々としています。 だからこそ胸に迫る、ひりひりした切なさ。 これを読み終えたとき、あなたの心に残った気持ちを大事にしてほしいです。