先生!チョコレートくださいっ!
「南」

お?これは慰める感じのいい雰囲気じゃない!?

「先生、南の演技に引っかかる程馬鹿じゃないぞ」

「チッ」

「南、女の子が好きな人の前で舌打ちするな」

「だって先生が私を好きになるのが五年後だとしたら、それだけ恋人の期間が減るんですよ!?」

「なぜ、付き合う前提なんだ・・・」



「だって、自信あるもん!」

「私が一番先生を幸せに出来るって!」

「そして、先生しか私を幸せに出来ない!」



「それは間違ってるぞ。南」




「え?」




「南を幸せに出来る人は沢山いるし、南も先生も沢山の人に支えられている」

「でも南が好きなのは俺で、俺が好きなのが南なだけだ」

「そして、お互い幸せにしてあげたい」



「え?え?」



私は動揺して言葉が上手く出てこない。
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