別れて15年 〜35歳の2人〜
まさかの再再会
〜数週間後〜
東京に戻った私はまた仕事に育児にと忙しい日々を送っていた。
「行ってきます!今日は定時であがれると思うよ」
「うん、分かった。
行ってらっしゃい、気をつけてね」
樹を見送った後は、莉乃の支度をして保育園へと送る。
その後、自分の職場である保育園へ出勤する。
今日は午後から研修の為、午前の活動を終えた後は、休憩も外でとることができる。
研修は好きではないが、外でお昼が食べられるなんて普段はない為、足取りは軽い。
ルンルンで何を食べようかと考えながら駅へと向かう。
オムライスかパスタ...
いや、がっつり丼ものか定食か...
甘い物も食べたいな〜。
食べ物で頭がいっぱいで名前を呼ばれていることに気づかなかった。
「...も!...おい、桃!もーも!」
「ふぁ?!」
人混みの中で腕を掴まれ、驚きすぎて自分でも聞いたことのない声が出る。
相手の顔を見て、さらに驚く。
「え、なんで...悠?!」
「何回も呼んでんのに、フルシカトかよ!」
「え、なん...え?ここ東京だよ?!」
「いや、分かってるわ!
仕事でこっちに来てたんだけど、終わったからこれから新幹線で帰るとこ。そしたら、桃に似た人見つけて、まさかとは思ったけど近づいたら本当に桃だった!」
「そんなことある?!この人混みで、この東京で!」
「いや、落ち着け。
俺もびっくりしてる。この後時間ある?」
「研修あるから、1時間くらいだけど」
「十分!どっか入ろうぜ!」
まだ頭がついてこない。こんな偶然ある?
東京に戻った私はまた仕事に育児にと忙しい日々を送っていた。
「行ってきます!今日は定時であがれると思うよ」
「うん、分かった。
行ってらっしゃい、気をつけてね」
樹を見送った後は、莉乃の支度をして保育園へと送る。
その後、自分の職場である保育園へ出勤する。
今日は午後から研修の為、午前の活動を終えた後は、休憩も外でとることができる。
研修は好きではないが、外でお昼が食べられるなんて普段はない為、足取りは軽い。
ルンルンで何を食べようかと考えながら駅へと向かう。
オムライスかパスタ...
いや、がっつり丼ものか定食か...
甘い物も食べたいな〜。
食べ物で頭がいっぱいで名前を呼ばれていることに気づかなかった。
「...も!...おい、桃!もーも!」
「ふぁ?!」
人混みの中で腕を掴まれ、驚きすぎて自分でも聞いたことのない声が出る。
相手の顔を見て、さらに驚く。
「え、なんで...悠?!」
「何回も呼んでんのに、フルシカトかよ!」
「え、なん...え?ここ東京だよ?!」
「いや、分かってるわ!
仕事でこっちに来てたんだけど、終わったからこれから新幹線で帰るとこ。そしたら、桃に似た人見つけて、まさかとは思ったけど近づいたら本当に桃だった!」
「そんなことある?!この人混みで、この東京で!」
「いや、落ち着け。
俺もびっくりしてる。この後時間ある?」
「研修あるから、1時間くらいだけど」
「十分!どっか入ろうぜ!」
まだ頭がついてこない。こんな偶然ある?