恋愛したことのない仕事人間が、真っ直ぐに愛を告げられまして。
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「……ん〜美味しかったです」
「それはよかった。宗尊さんの幸せそうな笑顔見てるとこっちまで幸せになれるよ」
「……岩崎さん、お願いですからそういうこと言わないでください。免疫ない私には刺激が強いです」
イケメンな顔の人が、平凡な顔の私をベタ褒めって本当に心臓に悪い。
「宗尊さん、もしよかったらでいいんだけど俺のことは陽世って呼んでほしい。苗字だとなんか仕事してるみたいだから」
「確かにそうですね。では、陽世さんと呼ばせていただきます。私のことも千花って呼んでください」
「ありがとう。じゃあ、千花ちゃんって呼んでもいいかな?」
「はい、よろしくお願いします」
お互い、名前呼びをすることにして少しだけ距離が縮まった気がした。
その後も、明日がお休みだからとお酒が飲みたいねっという話になりコンビニでアルコールを購入すると彼のマンションにお邪魔することになった。
この時はまだ、楽しくて気がつかなかった。
今から行くマンションは、男性の家でその男性に上がるのは……危機感がなかったのだと。