「好き」って言ってよ!
「今の今まで“婚約破棄する!”って何度も大口をたたいていたくせに、相手に自分の気持ちを打ち明けられたからどうすればいいのかわからなくなった。
それはもうどう考えても相馬青葉のことを好きになった、そう言うことよ!」
「ちょっ…ちょっと待ってよ!
何で私があいつのことを好きにならなきゃいけないの!?」
そう聞いてきた奈帆に、
「じゃあ、何で言わなかったの?
向こうが自分の気持ちを打ち明けてきたその時点で婚約破棄を突きつければいいだけの話でしょ?
“あなたが何を言ったとしても私の気持ちは変わらないから婚約破棄をしてくれ”って、すぐにでも言い返せばいいだけの話じゃない」
花恋は言い返した。
「それなのにわざわざ自分から“考えさせて欲しい”なんて言って期限を設けるなんて、もうそれは相馬青葉のことが好きになったって言ってるようなものじゃない!」
奈帆は花恋から目をそらした。
それはもうどう考えても相馬青葉のことを好きになった、そう言うことよ!」
「ちょっ…ちょっと待ってよ!
何で私があいつのことを好きにならなきゃいけないの!?」
そう聞いてきた奈帆に、
「じゃあ、何で言わなかったの?
向こうが自分の気持ちを打ち明けてきたその時点で婚約破棄を突きつければいいだけの話でしょ?
“あなたが何を言ったとしても私の気持ちは変わらないから婚約破棄をしてくれ”って、すぐにでも言い返せばいいだけの話じゃない」
花恋は言い返した。
「それなのにわざわざ自分から“考えさせて欲しい”なんて言って期限を設けるなんて、もうそれは相馬青葉のことが好きになったって言ってるようなものじゃない!」
奈帆は花恋から目をそらした。