「好き」って言ってよ!
「もう下ろしなさいよ離しなさいよ!」
車に乗っても同じことを言い続ける奈帆に、
「悪いが離したくない。
気に入ったものは例え何があったとしても手放したくない主義なんだ」
と、青葉に言われた。
「うわーっ、気持ち悪い…。
マジで吐きそうなんですけど…。
と言うか、自分で言ってて恥ずかしくないの?」
しかめた顔で聞いたら、
「君に言っているんだ、何が恥ずかしい?」
青葉に聞き返された。
「職場の方に関してはしばらく僕の家から通ってもらうし、仕事が終わったら職場まで迎えに行く」
「ちょっと待って、早い話があんたと24時間も一緒にいないといけないってことなの!?」
「当然だろ、何を言っているんだ?」
この様子だと訂正する気もないみたいだ。
「冗談だって言ってよー!」
これから始まるその生活に、奈帆は悲鳴をあげた。
車に乗っても同じことを言い続ける奈帆に、
「悪いが離したくない。
気に入ったものは例え何があったとしても手放したくない主義なんだ」
と、青葉に言われた。
「うわーっ、気持ち悪い…。
マジで吐きそうなんですけど…。
と言うか、自分で言ってて恥ずかしくないの?」
しかめた顔で聞いたら、
「君に言っているんだ、何が恥ずかしい?」
青葉に聞き返された。
「職場の方に関してはしばらく僕の家から通ってもらうし、仕事が終わったら職場まで迎えに行く」
「ちょっと待って、早い話があんたと24時間も一緒にいないといけないってことなの!?」
「当然だろ、何を言っているんだ?」
この様子だと訂正する気もないみたいだ。
「冗談だって言ってよー!」
これから始まるその生活に、奈帆は悲鳴をあげた。