婚活
「次に付き合う時は、ずっと変わらない気持で居てくれる人がいいと思って付き合い始めても、やっぱり一線を越えてしまうと新鮮さがなくなるのか、男って安心しちゃうのか……悪いけど、自分のものになってしまったら、ガラッと態度が変わってしまったりする人もいて……。私は、ずっと出逢った頃の気持ちで居たいの。これは私の我が儘か、幼稚な考えなのかもしれないけど、でも……」
「だから俺ともエッチばっかりするのは嫌だっていうのは、そういう事か?」
和磨が吐き捨てるように言った。
「私の事が好きで、それで求めてくれるのは嬉しいけど……。でももっとこう……何て言うのかな。いろんなところに行ったりとか、見たりとか。それだけの付き合いだけだと……」
「いつか俺が飽きて、珠美を捨てるとでも?」
「そうは言ってないの。でも……いくら俺は変わらないよと言ってくれても、人は必ず変わってしまうから……。それは私にも原因があるのかもしれないけれど。だから私……怖いの。このままずっと、それだけの付き合いをしていったら、いつか和磨にフラれるような気がして……」
和磨がタバコを灰皿に押し付けた。
「もし俺が、俺は変わらないと言っても、珠美は信じられないって事か?」
「……」
「俺の事も、今までの男と同じように考えてるのか?」
「和磨。私、わからないの。男の人と友達としてとかだったら、本当に気軽に付き合えるのに、いざ付き合うとなると何かこう……構えちゃうというか、心の何処かでまたフラれるんじゃないかっていつも不安で……」
「俺も不安だぜ」
和磨も不安なの?
「不安だからこそ繋がりを求めるんだ。俺は……な」
不安だから繋がりを求めるの?
「男は本能で行動する生き物だから、今だって珠美を抱きたいと思ってる」
「和磨……」
「俺は珠美より年下だから、年上の男よりやっぱり負い目を感じる部分があって、絶対、年下だからと思われたくなくていつも虚勢張ってる俺がいる」
和磨。そんな事、思ってたの?
「年下だから頼りないとか、年下だから考えが若いとか幼稚とか、その類の事を言われたり思われたりするのが一番嫌だから……。だから珠美があの加納って人と会ってると、みっともないぐらいに平常心でいられなくなる。でも俺は男だからそんな惨めったらしい 浸みったれた事は言いたくなかったし、珠美にそれを悟られたくもなかった」
「だから俺ともエッチばっかりするのは嫌だっていうのは、そういう事か?」
和磨が吐き捨てるように言った。
「私の事が好きで、それで求めてくれるのは嬉しいけど……。でももっとこう……何て言うのかな。いろんなところに行ったりとか、見たりとか。それだけの付き合いだけだと……」
「いつか俺が飽きて、珠美を捨てるとでも?」
「そうは言ってないの。でも……いくら俺は変わらないよと言ってくれても、人は必ず変わってしまうから……。それは私にも原因があるのかもしれないけれど。だから私……怖いの。このままずっと、それだけの付き合いをしていったら、いつか和磨にフラれるような気がして……」
和磨がタバコを灰皿に押し付けた。
「もし俺が、俺は変わらないと言っても、珠美は信じられないって事か?」
「……」
「俺の事も、今までの男と同じように考えてるのか?」
「和磨。私、わからないの。男の人と友達としてとかだったら、本当に気軽に付き合えるのに、いざ付き合うとなると何かこう……構えちゃうというか、心の何処かでまたフラれるんじゃないかっていつも不安で……」
「俺も不安だぜ」
和磨も不安なの?
「不安だからこそ繋がりを求めるんだ。俺は……な」
不安だから繋がりを求めるの?
「男は本能で行動する生き物だから、今だって珠美を抱きたいと思ってる」
「和磨……」
「俺は珠美より年下だから、年上の男よりやっぱり負い目を感じる部分があって、絶対、年下だからと思われたくなくていつも虚勢張ってる俺がいる」
和磨。そんな事、思ってたの?
「年下だから頼りないとか、年下だから考えが若いとか幼稚とか、その類の事を言われたり思われたりするのが一番嫌だから……。だから珠美があの加納って人と会ってると、みっともないぐらいに平常心でいられなくなる。でも俺は男だからそんな惨めったらしい 浸みったれた事は言いたくなかったし、珠美にそれを悟られたくもなかった」