双子くんは弟で、お兄ちゃん!?
***
『 コトッ』
「...んん」
ふいに物音がして、ゆっくり目を開けると、目の前にアイスティーが置かれていた。
「あれ?私...」
何で一階のリビングにいるんだろう?
確か、二階の大きな部屋にいて...
「あ、起きた?具合は大丈夫...?」
声がした方を見ると、玲くん(まだそうと決まったわけじゃないけど)が心配そうに私を見ていた。
「ああ...うん。もう平気」
上体を起こして、寝ていたソファに座り直す。
「急に倒れちゃって迷惑かけたでしょ?ごめんね」