双子くんは弟で、お兄ちゃん!?
「認めるしかないな」


「類、僕の命令には必ず従ってもらうからね」


「1つだけな。それにできないことは承諾しない」


「分かったよ。うーん、何にしよう」


2人は私のことなどそっちのけで会話を始めてしまった。...というか、私勝手にキスされそうになって、勝手にからかわれて、勝手に賭けに利用されてる...ゆ、許せん!


「ちょっと!何2人だけで話進めてるの!」


「何かマズかった?」


「人のあずかり知らぬところで賭けの材料に使わないでいただきたい」


「えー...だって、ねえ?」


「なあ...」


2人は顔を見合わせ、声を揃えて言った。


「「単純そうだったから」」
< 33 / 52 >

この作品をシェア

pagetop