僕のキャパシティイズオーバー
「え!?ほっ、ほんとに!?ま、ちょっ、ダメだよ!出来ません出来かねます!!」


奏多の胸を必死で押して拒否すると、奏多は少し目を細めて不機嫌を露わにする。


「なんで?」


なんでって…

推しにハ、ハグされるなんて…!最高通り越して死亡確定だ!

色んな意味でぶっ倒れちゃうし、さすがに女バレするかもしれないし……っ

とにかく、ハグなんて、できない!!


「えっとー、わ、ぼ、僕いま汗だくで臭いし汚いと言うかー…」

「?全然臭くねーしきれいだけど」


ドゥフッ


はい出た!必殺・天然たらし!ファンの間では天然キュン殺し屋という異名がある奏多くんです!

私は…じゃない、僕は、マネージャー!

耐えろ!耐えるんだ佐藤睦…!!すべては√soleilのため!!

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