僕のキャパシティイズオーバー
──『旭の女好きと奏多の女嫌い』
……そう。
それが二人に女性マネージャ―をつけられない理由。
「えっと……以前女性のマネージャーさんがついたとき、大変だったんですよね……?」
「そう。マネージャーの彼氏を名乗る男が『旭が俺の女に手出した』って乗り込んできたり、逆に奏多はマネージャーに冷たくし過ぎてマネージャーが病んじゃったり……散々だったらしい」
「……あ!それで一年生の時、活休に……?」
「そう。まぁ2人が言うにはそのマネ―ジャーの方からモーションかけてきたらしいんだよね。だとしても来るもの拒まずな旭も、アイドルのくせに女嫌いとかいう奏多も……二人とも問題だよ。ほんとなんとかしないとなぁ」
速水さんがため息まじりに言った。
……きっと前のマネージャーさんも僕と同じように、二人のファンだったんだろうな。
もし僕が女の姿だったとしても、自分から二人に言い寄ろうなんて勇気は無いけど……正直、浮かれちゃう気持ちはわかる。
マネージャーとして足を踏み外したりはしない!って強い意志で望んでる僕も、あんなかっこいい二人があんな距離感でずっといられたらマネージャーの業務を忘れちゃいそうになる。
それだけ二人はアイドルとしても男の子としても魅力的で…
……距離が、近い。
てか、ちょっと近すぎるんだよなぁ~~~
……そう。
それが二人に女性マネージャ―をつけられない理由。
「えっと……以前女性のマネージャーさんがついたとき、大変だったんですよね……?」
「そう。マネージャーの彼氏を名乗る男が『旭が俺の女に手出した』って乗り込んできたり、逆に奏多はマネージャーに冷たくし過ぎてマネージャーが病んじゃったり……散々だったらしい」
「……あ!それで一年生の時、活休に……?」
「そう。まぁ2人が言うにはそのマネ―ジャーの方からモーションかけてきたらしいんだよね。だとしても来るもの拒まずな旭も、アイドルのくせに女嫌いとかいう奏多も……二人とも問題だよ。ほんとなんとかしないとなぁ」
速水さんがため息まじりに言った。
……きっと前のマネージャーさんも僕と同じように、二人のファンだったんだろうな。
もし僕が女の姿だったとしても、自分から二人に言い寄ろうなんて勇気は無いけど……正直、浮かれちゃう気持ちはわかる。
マネージャーとして足を踏み外したりはしない!って強い意志で望んでる僕も、あんなかっこいい二人があんな距離感でずっといられたらマネージャーの業務を忘れちゃいそうになる。
それだけ二人はアイドルとしても男の子としても魅力的で…
……距離が、近い。
てか、ちょっと近すぎるんだよなぁ~~~