僕のキャパシティイズオーバー
「…ちょっと、聞いてる?」


取り乱しそうになるのを必死にこらえてそう聞けば、


「睦って意外とかしこいんだな」


奏多は質問を無視して褒めてるのか貶してるのかわからない言葉で返す。


「意外とってどういうこと…!?」

「どっちかと言うとポンコツキャラじゃん」

「違うよ、僕の担当アイドルが曲者すぎるんだよ…」


奏多はハッと笑いをこぼして、再びノートに目を落とした。

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