【一気読み改訂版】とし子の悲劇
漆黒の火砕流
【第127話】
10度目のダンナの家とダンナの家族を遺恨の破砕波《おおつなみ》で根こそぎ地獄の海へ流した後、アタシはケーサツに逮捕された。
逮捕された時、アタシは頭がサクラン状態におちいった。
刑事たちの取り調べに対して、意味不明の言葉を言いまくったので簡易鑑定《もんしん》を受けた。
その結果、シンシンソウシツと判定されたのでシャクホウされた。
それ以降、アタシにお見合いは一件も来なかった。
アタシは、今度こそ女ひとりで生きて行くと訣意《けつい》をかためた。
アタシは、高松のデリヘル店にいた時の知人の紹介で鶯谷《うぐいすだに》の熟女デリヘル店に入店した。
他にも、吉原のソープ店や西川口のファッションヘルスなど…
東京近辺にある複数の風俗店を渡り歩いおカネを稼いだ。
三原市の実家《いえ》とソエンになっているアタシに帰る場所はなかった。
10度も離婚と再婚をしたが、10度とも嫁ぎ先の家庭《いえ》をこっぱみじんに破壊した。
アタシは、生まれた時から決まった男性《ひと》がいなかった…
生まれた時から神さまに見離されたと思う…
だから、アタシに良縁がなかった…
そうと分かっていながら10度も離婚と再婚を繰り返したアタシは、ものすごくおろかな女だと感じた。
もうしんどい…
今度は、再婚なんかしたくないわ…
話は変わって…
いつ頃かおぼえてないけど、アタシが渋谷にある会員制のマダムズバーにいた時であった。
ゴールド会員様で、よく指名して下さったの金持ちの家のオンゾウシがアタシに高価なカメリアダイヤモンドとランスルーのハンドバッグをプレゼントした。
この時、オンゾウシはアタシにプロポーズした。
アタシは、オンゾウシの言うことはウソだから『考えておくわ…』とカラ返事した。
それがどういうことか知らないけど、オンゾウシはアタシに『返事は…』と言うから、ものすごく困った。
アタシはイヤといよんのに、なんでしつこく言うのよ…
オンゾウシは、なに考えてものいよんか…
アタシが河内《こうち》(東広島市)の中学に転校した時の話だけど、となりのクラスに男子生徒《クソガキ》のグループ10人前後がいた。
男子生徒《クソガキ》のグループがいたクラスは、時間割りの変更が多すぎるクラスで全体の98パーセントが自習時間ばかりでまともな授業をしていなかった。
だから、男子生徒《クソガキ》のグループはヘーキで教室を抜け出して勝手なことばかりしていた。
男子生徒《クソガキ》は、よそのクラスにいる金持ちの家のコのところに行って『遊びに行っていい?』としつこく聞いた。
『スーファミがしたい…』『ごちそうが食べたい…』『家イヤじゃ〜』…
…とグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチと不満ばかり言うてた。
あんたらは、小学生かよ…
でかいのは図体だけで、自由と権利ばかりを求めるダメ男とつぶやきながら男子生徒《クソガキ》のグループをブベツしたアタシ…
だから男なんか大キライ!!
そう思っているアタシに対して、オンゾウシは『ぼくはシンケンに再婚を考えているのだよ…』と言うてしつこく返事を求めた。
アタシはイヤと言うたのに、周りにいた女のコたちやチーママさんたちは『せっかくのご縁だから返事したら…』と口々に言うた。
アタシは、仕方なくオンゾウシからの求めに応じるハメになった。
これで再婚は、11度目になると想う…
11度目の再婚は、人生で最高の結婚生活だった。
アタシと11度目のダンナは、高輪台にある小さな借家を借りて結婚生活を始めた。
しかし…
ものの2ヶ月後で破綻した。
原因は、ダンナの浮気であった。
相手は、アタシがかつて勤めていたマダムズバーに在籍していた別のホステスだった。
ダンナは『妊娠させてしまった…』とアタシに言うた。
思い切りブチ切れたアタシは、ダンナとドカバキの大ゲンカを起こした。
その末にまた離婚した。
11度目のダンナに裏切られて置き去りにされたアタシは、目の前が真っ暗になった。
この時、アタシはもとの素肌に戻した身体に再び刺青《すみ》を入れた。
アタシは、後ろの肩から背中・お尻・脚にかけての部分に刺青《すみ》を入れた。
刺青《すみ》は、黒い服を着たおそろしい魔女が大きなかまに入っている灼熱の湯に罪人を突き落としたあとセッカンしている様子が描かれていた。
その周りには、おそろしい灼熱地獄が描かれていた。
その日の夜のことであった。
アタシは、ひとりぼっちで公園のブランコに乗っていた。
その時であった。
考え事をしていたアタシに、派手なシャツを着たガラの悪い男3人がニヤニヤとした表情でやって来た。
「ねーちゃん、ひとり?カレいないの?」
「よかったらオレたちと一緒に遊びに行かない?」
怖くなったアタシは、その場から逃げ出した。
「ねーちゃん、待ってよ…どうしたのだよ?」
アタシは、逃げる途中で転倒した。
3人の男たちは、転倒したアタシの身体を押さえつけた。
そして、アタシが着ていたグレーのカーディガンを思い切り破った。
「やめて!!」
(ビリビリビリ!!)
男たちは、カーディガンを破いた後白のブラウスとベージュのインナーを破ったと同時に下に着けていた白のブラジャーを思い切りちぎった。
脚を押さえつけてる男は、アタシが着ているクリーム色のスカートの中に無理やり手首を入れて、白のショーツを脱がした。
その後、男たちは代わる代わるにアタシを犯そうとした。
アタシは、必死に抵抗したあとすぐに起き上がったあと背中に彫られていた刺青《すみ》を男たちには向けた。
「ヒィィィィィ…」
男たちはおびえまくった。
思い切りブチ切れたアタシは、隠し持っていたナイフで男たちを激しく斬《き》りつけて殺した。
そしてまたケーサツに逮捕された。
その時もアタシは、シンシンソウシツ状態だった。
そしてまた、処分保留でシャクホウされた…
その時に、12度目のダンナがアタシの身元引き受け人になった。
それでまたアタシは、再婚した…
…と言うことであった。
アタシが受けた過去の傷は、今も乳房《むね》の奥に根深く残っていた。
アタシは、精神的にとぼしいからまた流された。
アタシはどうして、要領の悪い女になったのか…
分からない…
逮捕された時、アタシは頭がサクラン状態におちいった。
刑事たちの取り調べに対して、意味不明の言葉を言いまくったので簡易鑑定《もんしん》を受けた。
その結果、シンシンソウシツと判定されたのでシャクホウされた。
それ以降、アタシにお見合いは一件も来なかった。
アタシは、今度こそ女ひとりで生きて行くと訣意《けつい》をかためた。
アタシは、高松のデリヘル店にいた時の知人の紹介で鶯谷《うぐいすだに》の熟女デリヘル店に入店した。
他にも、吉原のソープ店や西川口のファッションヘルスなど…
東京近辺にある複数の風俗店を渡り歩いおカネを稼いだ。
三原市の実家《いえ》とソエンになっているアタシに帰る場所はなかった。
10度も離婚と再婚をしたが、10度とも嫁ぎ先の家庭《いえ》をこっぱみじんに破壊した。
アタシは、生まれた時から決まった男性《ひと》がいなかった…
生まれた時から神さまに見離されたと思う…
だから、アタシに良縁がなかった…
そうと分かっていながら10度も離婚と再婚を繰り返したアタシは、ものすごくおろかな女だと感じた。
もうしんどい…
今度は、再婚なんかしたくないわ…
話は変わって…
いつ頃かおぼえてないけど、アタシが渋谷にある会員制のマダムズバーにいた時であった。
ゴールド会員様で、よく指名して下さったの金持ちの家のオンゾウシがアタシに高価なカメリアダイヤモンドとランスルーのハンドバッグをプレゼントした。
この時、オンゾウシはアタシにプロポーズした。
アタシは、オンゾウシの言うことはウソだから『考えておくわ…』とカラ返事した。
それがどういうことか知らないけど、オンゾウシはアタシに『返事は…』と言うから、ものすごく困った。
アタシはイヤといよんのに、なんでしつこく言うのよ…
オンゾウシは、なに考えてものいよんか…
アタシが河内《こうち》(東広島市)の中学に転校した時の話だけど、となりのクラスに男子生徒《クソガキ》のグループ10人前後がいた。
男子生徒《クソガキ》のグループがいたクラスは、時間割りの変更が多すぎるクラスで全体の98パーセントが自習時間ばかりでまともな授業をしていなかった。
だから、男子生徒《クソガキ》のグループはヘーキで教室を抜け出して勝手なことばかりしていた。
男子生徒《クソガキ》は、よそのクラスにいる金持ちの家のコのところに行って『遊びに行っていい?』としつこく聞いた。
『スーファミがしたい…』『ごちそうが食べたい…』『家イヤじゃ〜』…
…とグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチグチと不満ばかり言うてた。
あんたらは、小学生かよ…
でかいのは図体だけで、自由と権利ばかりを求めるダメ男とつぶやきながら男子生徒《クソガキ》のグループをブベツしたアタシ…
だから男なんか大キライ!!
そう思っているアタシに対して、オンゾウシは『ぼくはシンケンに再婚を考えているのだよ…』と言うてしつこく返事を求めた。
アタシはイヤと言うたのに、周りにいた女のコたちやチーママさんたちは『せっかくのご縁だから返事したら…』と口々に言うた。
アタシは、仕方なくオンゾウシからの求めに応じるハメになった。
これで再婚は、11度目になると想う…
11度目の再婚は、人生で最高の結婚生活だった。
アタシと11度目のダンナは、高輪台にある小さな借家を借りて結婚生活を始めた。
しかし…
ものの2ヶ月後で破綻した。
原因は、ダンナの浮気であった。
相手は、アタシがかつて勤めていたマダムズバーに在籍していた別のホステスだった。
ダンナは『妊娠させてしまった…』とアタシに言うた。
思い切りブチ切れたアタシは、ダンナとドカバキの大ゲンカを起こした。
その末にまた離婚した。
11度目のダンナに裏切られて置き去りにされたアタシは、目の前が真っ暗になった。
この時、アタシはもとの素肌に戻した身体に再び刺青《すみ》を入れた。
アタシは、後ろの肩から背中・お尻・脚にかけての部分に刺青《すみ》を入れた。
刺青《すみ》は、黒い服を着たおそろしい魔女が大きなかまに入っている灼熱の湯に罪人を突き落としたあとセッカンしている様子が描かれていた。
その周りには、おそろしい灼熱地獄が描かれていた。
その日の夜のことであった。
アタシは、ひとりぼっちで公園のブランコに乗っていた。
その時であった。
考え事をしていたアタシに、派手なシャツを着たガラの悪い男3人がニヤニヤとした表情でやって来た。
「ねーちゃん、ひとり?カレいないの?」
「よかったらオレたちと一緒に遊びに行かない?」
怖くなったアタシは、その場から逃げ出した。
「ねーちゃん、待ってよ…どうしたのだよ?」
アタシは、逃げる途中で転倒した。
3人の男たちは、転倒したアタシの身体を押さえつけた。
そして、アタシが着ていたグレーのカーディガンを思い切り破った。
「やめて!!」
(ビリビリビリ!!)
男たちは、カーディガンを破いた後白のブラウスとベージュのインナーを破ったと同時に下に着けていた白のブラジャーを思い切りちぎった。
脚を押さえつけてる男は、アタシが着ているクリーム色のスカートの中に無理やり手首を入れて、白のショーツを脱がした。
その後、男たちは代わる代わるにアタシを犯そうとした。
アタシは、必死に抵抗したあとすぐに起き上がったあと背中に彫られていた刺青《すみ》を男たちには向けた。
「ヒィィィィィ…」
男たちはおびえまくった。
思い切りブチ切れたアタシは、隠し持っていたナイフで男たちを激しく斬《き》りつけて殺した。
そしてまたケーサツに逮捕された。
その時もアタシは、シンシンソウシツ状態だった。
そしてまた、処分保留でシャクホウされた…
その時に、12度目のダンナがアタシの身元引き受け人になった。
それでまたアタシは、再婚した…
…と言うことであった。
アタシが受けた過去の傷は、今も乳房《むね》の奥に根深く残っていた。
アタシは、精神的にとぼしいからまた流された。
アタシはどうして、要領の悪い女になったのか…
分からない…