【一気読み改訂版】とし子の悲劇
【第32話】
あいつの暴力が原因で、ちづるは日和佐から北へ60キロ離れた町にあるシェルターへ避難した。
ちづるのダンナは、家から逃げ出したあと友人の家に転がり込んだ。
あいつは、頼みのつなであった政府与党の政党の徳島県連などの後ろ盾をなくすなど…で政治の世界にいることができなくなった。
しかし、悲劇はまだ終わっていなかった。
話は変わって…
四国中央市へ逃げたアタシは、デリヘル店とサンクスをかけもちでバイトをして、お金を稼ぐ日々を送っていた。
そんな中で、新たなもめごとが生じたようだ。
あれは8月3日の昼過ぎであった。
あいつは、スナックの従業員さんの女性の芹華《せりか》さんが好きになった。
あいつは、芹華《せりか》さんを新しいお嫁さんにすると義父母とじいやんに言うた。
それを聞いた義父母とじいやんが困り果てた。
同席していた久永《ひさなが》さんは、あいつに対して『としこさんのことはどうするのだ!?』ととがめた。
しかし、あいつは久永《ひさなが》さんに対して『オレの人生はオレだけのものだ!!』とえらそうな声で言うた。
久永さんは、アタシとあいつのお見合いから結婚するまでお世話をしていた。
久永《ひさなが》さんは『離婚したら困る…』とあつかましい声であいつに言うた。
しかし、あいつは『よくもオレの結婚相手を勝手に決めたな!!』と言うて久永《ひさなが》さんを怒鳴りつけた。
芹華《せりか》さんは『真佐浩《まさひろ》はアタシが好きなのよ…逃げた女は用済みよ…』と言うてアタシをグロウした。
久永《ひさなが》さんは、ああ情けないと言う表情であいつと芹華《せりか》さんを見つめた。
しかし、あいつと芹華《せりか》さんはヘイゼンとした様子で『ダーリン』『なあに?』とつばえていた(じゃれあっていた)。
その日の夜10時過ぎであった。
アタシがバイトしているサンクスに久永《ひさなが》さんがやって来た。
久永《ひさなが》さんは、あいつをどうにかしてくれとアタシに言うた。
アタシは、駐車場に設置されているゴミ箱の整理をしながら久永《ひさなが》さんに言うた。
「あのね!!あいつはアタシにきつい暴力をふるっただけじゃなく、県議会《ぎかい》で犯したセクハラヤジの問題に対して謝罪しなかった…だから、頼みのつなであった県連から除名された上にバッジまでもなくしたのよ…アタシはあいつの親類縁者たちをひとりずつ血の池地獄へ墜《お》として焼き殺すわよ!!アタシはあいつの家の親類縁者たちから暴力を受けたのよ!!」
「としこさん、こっちは困っているのだよぉ…真佐浩《まさひろ》さんが芹華《せりか》さんと再婚すると言うて私の言うことを聞かないのだよぉ…」
「そんなのカンケーないわよ!!言っておくけれど、アタシは上級国民《クソッタレバカ》の家とはリエンしたのよ!!今から日和佐へ行けだなんてまっぴらごめんだわ!!」
「としこさん、真佐浩《まさひろ》さんと離婚したい気持ちも分かりますが、ここはひとつ冷静になって話し合いをしたほうが…」
「イヤ!!ダンコ拒否するわよ!!」
「離婚したいのであれば、真佐浩《まさひろ》さんとふたりで…」
「あいつと話し合いをしてもムダよ!!」
「どうして拒否するのかなぁ〜」
「久永《ひさなが》さんは上級国民《クソッタレバカ》のカタを持つ気なのね!!」
「としこさん、お願いですから冷静になってください…」
「はぐいたらしいわね!!アタシは思い切り怒ってるのよ!!アタシが高松で暮らしていた時のダンナの父親からレイプの被害を受けてボロボロに傷ついていたのに、どうして再婚を勧めたのよ!?」
「どうしてって、としこさんのご両親がとしこさんに幸せになってほしいと言うてた…」
「ますますはぐいたらしいわね!!それは両親の単なる自己満足よ!!」
久永《ひさなが》さんに怒鳴り付けたアタシは、大きくため息をついてからつらい声で言うた。
「アタシは…4度も結婚生活に失敗してボロボロに傷ついているのよ…胎内の赤ちゃんは…あいつがアタシを殴ったことが原因で胎盤《たいばん》ハクリを起こして流産した…義父母とじいやんは自分さえよければいい性格だから…子供の教育にはゼンゼン関心がないのよ…会社勤めがイヤだから議員になった…あいつは会社づとめをしていた時、上司に口答えばかりを繰り返していた…与えられた仕事を放棄した…よくそんな性格で議員になれたわね!!議員になったとたんにえらそうになったのよ!!あいつはショウシンショウメイのクソッタレよ!!」
「としこさん、お願いですから…」
「ますますはぐいたらしいわね!!あんたはどこのどこまで上級国民《クソバカ》のカタを持つのよ!?アタシはあんたのこともうらみ通すわよ!!」
「としこさん、この通りお願いですから…」
久永《ひさなが》さんは、なおもアタシを言葉責めの口調で言うたので、アタシは思い切りブチ切れた。
「あんたね!!アタシが何で怒っているのか分かってないわね!!ここは職場よ!!人が働いている職場に土足で上がり込んだ上に居座るつもりなの!?帰んなさいよ!!帰らないとアタシの知人の彫師の男に電話するわよ!!」
久永《ひさなが》さんを思い切り怒鳴り付けたアタシは、奥の部屋に逃げた。
アタシは、4度も結婚生活が破綻したことが原因で気持ちがさらにボロボロになった。
そんな状態であいつと話し合えなんてムリよ!!
ちづるのダンナは、家から逃げ出したあと友人の家に転がり込んだ。
あいつは、頼みのつなであった政府与党の政党の徳島県連などの後ろ盾をなくすなど…で政治の世界にいることができなくなった。
しかし、悲劇はまだ終わっていなかった。
話は変わって…
四国中央市へ逃げたアタシは、デリヘル店とサンクスをかけもちでバイトをして、お金を稼ぐ日々を送っていた。
そんな中で、新たなもめごとが生じたようだ。
あれは8月3日の昼過ぎであった。
あいつは、スナックの従業員さんの女性の芹華《せりか》さんが好きになった。
あいつは、芹華《せりか》さんを新しいお嫁さんにすると義父母とじいやんに言うた。
それを聞いた義父母とじいやんが困り果てた。
同席していた久永《ひさなが》さんは、あいつに対して『としこさんのことはどうするのだ!?』ととがめた。
しかし、あいつは久永《ひさなが》さんに対して『オレの人生はオレだけのものだ!!』とえらそうな声で言うた。
久永さんは、アタシとあいつのお見合いから結婚するまでお世話をしていた。
久永《ひさなが》さんは『離婚したら困る…』とあつかましい声であいつに言うた。
しかし、あいつは『よくもオレの結婚相手を勝手に決めたな!!』と言うて久永《ひさなが》さんを怒鳴りつけた。
芹華《せりか》さんは『真佐浩《まさひろ》はアタシが好きなのよ…逃げた女は用済みよ…』と言うてアタシをグロウした。
久永《ひさなが》さんは、ああ情けないと言う表情であいつと芹華《せりか》さんを見つめた。
しかし、あいつと芹華《せりか》さんはヘイゼンとした様子で『ダーリン』『なあに?』とつばえていた(じゃれあっていた)。
その日の夜10時過ぎであった。
アタシがバイトしているサンクスに久永《ひさなが》さんがやって来た。
久永《ひさなが》さんは、あいつをどうにかしてくれとアタシに言うた。
アタシは、駐車場に設置されているゴミ箱の整理をしながら久永《ひさなが》さんに言うた。
「あのね!!あいつはアタシにきつい暴力をふるっただけじゃなく、県議会《ぎかい》で犯したセクハラヤジの問題に対して謝罪しなかった…だから、頼みのつなであった県連から除名された上にバッジまでもなくしたのよ…アタシはあいつの親類縁者たちをひとりずつ血の池地獄へ墜《お》として焼き殺すわよ!!アタシはあいつの家の親類縁者たちから暴力を受けたのよ!!」
「としこさん、こっちは困っているのだよぉ…真佐浩《まさひろ》さんが芹華《せりか》さんと再婚すると言うて私の言うことを聞かないのだよぉ…」
「そんなのカンケーないわよ!!言っておくけれど、アタシは上級国民《クソッタレバカ》の家とはリエンしたのよ!!今から日和佐へ行けだなんてまっぴらごめんだわ!!」
「としこさん、真佐浩《まさひろ》さんと離婚したい気持ちも分かりますが、ここはひとつ冷静になって話し合いをしたほうが…」
「イヤ!!ダンコ拒否するわよ!!」
「離婚したいのであれば、真佐浩《まさひろ》さんとふたりで…」
「あいつと話し合いをしてもムダよ!!」
「どうして拒否するのかなぁ〜」
「久永《ひさなが》さんは上級国民《クソッタレバカ》のカタを持つ気なのね!!」
「としこさん、お願いですから冷静になってください…」
「はぐいたらしいわね!!アタシは思い切り怒ってるのよ!!アタシが高松で暮らしていた時のダンナの父親からレイプの被害を受けてボロボロに傷ついていたのに、どうして再婚を勧めたのよ!?」
「どうしてって、としこさんのご両親がとしこさんに幸せになってほしいと言うてた…」
「ますますはぐいたらしいわね!!それは両親の単なる自己満足よ!!」
久永《ひさなが》さんに怒鳴り付けたアタシは、大きくため息をついてからつらい声で言うた。
「アタシは…4度も結婚生活に失敗してボロボロに傷ついているのよ…胎内の赤ちゃんは…あいつがアタシを殴ったことが原因で胎盤《たいばん》ハクリを起こして流産した…義父母とじいやんは自分さえよければいい性格だから…子供の教育にはゼンゼン関心がないのよ…会社勤めがイヤだから議員になった…あいつは会社づとめをしていた時、上司に口答えばかりを繰り返していた…与えられた仕事を放棄した…よくそんな性格で議員になれたわね!!議員になったとたんにえらそうになったのよ!!あいつはショウシンショウメイのクソッタレよ!!」
「としこさん、お願いですから…」
「ますますはぐいたらしいわね!!あんたはどこのどこまで上級国民《クソバカ》のカタを持つのよ!?アタシはあんたのこともうらみ通すわよ!!」
「としこさん、この通りお願いですから…」
久永《ひさなが》さんは、なおもアタシを言葉責めの口調で言うたので、アタシは思い切りブチ切れた。
「あんたね!!アタシが何で怒っているのか分かってないわね!!ここは職場よ!!人が働いている職場に土足で上がり込んだ上に居座るつもりなの!?帰んなさいよ!!帰らないとアタシの知人の彫師の男に電話するわよ!!」
久永《ひさなが》さんを思い切り怒鳴り付けたアタシは、奥の部屋に逃げた。
アタシは、4度も結婚生活が破綻したことが原因で気持ちがさらにボロボロになった。
そんな状態であいつと話し合えなんてムリよ!!