【一気読み改訂版】とし子の悲劇
【第89話】
2022年4月16日の午後2時50分頃であった。
南ヶ丘の住宅地内で暮らしているヒサナガさんの家に、恐ろしい覆面をかぶった男が突然侵入した。
この時、家にいた奥さま(23歳)が襲撃された。
「ギャー!!やめて!!やめて!!(ダンナ)さーん!!助けて!!ギャー!!ギャー!!」
恐ろしい覆面をかぶった男は、ヒサナガさんの奥さまを倒して身体を押さえつけた。
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
覆面をかぶった男は、奥さまが着ていた白のブラウスを思い切り破った。
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!ブチッ!!)
男は、ブラウスの下に着ていたインナーを刃物で切り裂いた。
その後、白のブラジャーを思い切りちぎった。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「プギャーーーーーー!!」
室内に、奥さまの強烈な叫び声と赤ちゃんのやけつくような泣き声が響き渡った。
事件発生から70分後の夕方4時過ぎであった。
アタシは、夕食の買い出しを終えてここへ帰ってきたところであった。
この時、ヒサナガさんの家の前に人がたくさん集まっていたのを見た。
ヒサナガさんの家の前に、高知県警《けんけい》のパトカーが8台停まっていた。
アタシは、付近にいた奥さまに何があったのかと聞いた。
奥さまは、ヒサナガさんの奥さまが家に突然侵入して来た恐ろしい覆面をかぶった男からレイプを受けた後殺されたと話した。
赤ちゃんも、奥さまと一緒に殺された…
1999年に山口県の団地で18歳の少年(2012年に最高裁で死刑が確定した元少年)が起こした母子殺人事件とにたような事件がうちの近辺で発生した。
ヒサナガさんの奥さまと赤ちゃんは…
なんで殺されたのか?
奥さまと赤ちゃんには、なんの落ち度もないのに…
この時、アタシの気持ちがザワザワと騒ぎ始めた。
この時、アタシの後ろにももけた腹巻き姿の竹宮《たけみや》がいた。
アタシがふりかえった時、竹宮《たけみや》は走って逃げ出した。
事件の翌朝のことであった。
アタシは、いつも通りに家族を送り出した。
ダンナはセメント製造会社へ出勤…
まさおさんは、ウキウキした表情で大学へ行った。
しかし、ふじおさんはものすごくつらい表情を浮かべながら家から出た。
それから10秒後であった。
近所の奥さまがアタシに突然凄んできた。
「とし子さん!!」
「あっ、奥さま…おはようございます。」
「おはようございますじゃないわよ!!とし子さん!!きのうの昼間にヒサナガさんの奥さまと赤ちゃんが亡くなった事件のことで、ボロクソに言わしてもらうわよ!!」
「あの~、どういうことでしょうか?」
「ヒサナガさんはよりひどい悲しみに沈んでいるのよ!!ヒサナガさんと奥さまは半年前に赤ちゃんが生まれて、人生これからだと言うときだったのよ!!ヒサナガさんは涙ボロボロボロボロボロボロこぼしながら奥さんと赤ちゃんの名前を何度も呼んでいたのよ!!…とし子さん!!場合によっては、あんたカタを裁判で訴えるから覚悟しなさいよ!!」
近所の奥さまから怒鳴られたアタシは、ますますワケがわからなくなった。
「あのー、事件のことについては容疑者の身元が判明されていない上に、証拠もまだ出ていないのですよ。」
「県警《ケーサツ》はアテにできないわよ!!それよりも、クレームと言うのは、あんたの家の家族のことよ!!」
「えっ?うちの家族のことでクレーム?」
「とし子さん!!あんたのダンナはどこのどこまでクソバカなのよ!!」
「奥さま!!なんでうちのダンナをバカ呼ばわりするのですか!?」
「バカをバカと言うたらいかんのか!?…話かわるけど、うちは毎朝とし子さんカタの家の玄関前の様子を見てたから分かるけど…まさおさんはニコニコした表情で大学に向かっていた…なのにふじおさんは毎朝ブッチョウヅラをしている!!…この最近だけど、ふじおさんは近所の住人にイカクするようになった…それはどう言うことよ!?」
「どういうことよ…って、ふじおさんはバイトが見つからないから、ちょっとイライラしているだけです!!」
「ちょっとじゃないわよ!!ショッチュウイライラしているわよ!!もうこのさいだから言わしてもらうけど、ヒサナガさんがカンカンに怒ってたわよ!!とし子さん!!ヒサナガさんの奥さまが亡くなる数ヵ月前からふじおさんがヒサナガさんの奥さまに対して横恋慕《いやたいかんじょう》を抱くようになった…と聞いたわよ!!ヒサナガさんはふじおさんが妻になれなれしく接近しているのでなんとかしてくれといよったよ!!あんたが『ふじおさんは友達がいないからさみしいから許してあげて…』と言うたからふじおさんがレイプ殺人事件を起こしたのよ!!」
「なんなのよあんたは!!決めつけで物を言うなんてサイテーよ!!」
思い切りブチ切れたアタシは、奥さまとドカバキの大ゲンカを起こした。
南ヶ丘の住宅地内で暮らしているヒサナガさんの家に、恐ろしい覆面をかぶった男が突然侵入した。
この時、家にいた奥さま(23歳)が襲撃された。
「ギャー!!やめて!!やめて!!(ダンナ)さーん!!助けて!!ギャー!!ギャー!!」
恐ろしい覆面をかぶった男は、ヒサナガさんの奥さまを倒して身体を押さえつけた。
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
覆面をかぶった男は、奥さまが着ていた白のブラウスを思い切り破った。
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!ブチッ!!)
男は、ブラウスの下に着ていたインナーを刃物で切り裂いた。
その後、白のブラジャーを思い切りちぎった。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「プギャーーーーーー!!」
室内に、奥さまの強烈な叫び声と赤ちゃんのやけつくような泣き声が響き渡った。
事件発生から70分後の夕方4時過ぎであった。
アタシは、夕食の買い出しを終えてここへ帰ってきたところであった。
この時、ヒサナガさんの家の前に人がたくさん集まっていたのを見た。
ヒサナガさんの家の前に、高知県警《けんけい》のパトカーが8台停まっていた。
アタシは、付近にいた奥さまに何があったのかと聞いた。
奥さまは、ヒサナガさんの奥さまが家に突然侵入して来た恐ろしい覆面をかぶった男からレイプを受けた後殺されたと話した。
赤ちゃんも、奥さまと一緒に殺された…
1999年に山口県の団地で18歳の少年(2012年に最高裁で死刑が確定した元少年)が起こした母子殺人事件とにたような事件がうちの近辺で発生した。
ヒサナガさんの奥さまと赤ちゃんは…
なんで殺されたのか?
奥さまと赤ちゃんには、なんの落ち度もないのに…
この時、アタシの気持ちがザワザワと騒ぎ始めた。
この時、アタシの後ろにももけた腹巻き姿の竹宮《たけみや》がいた。
アタシがふりかえった時、竹宮《たけみや》は走って逃げ出した。
事件の翌朝のことであった。
アタシは、いつも通りに家族を送り出した。
ダンナはセメント製造会社へ出勤…
まさおさんは、ウキウキした表情で大学へ行った。
しかし、ふじおさんはものすごくつらい表情を浮かべながら家から出た。
それから10秒後であった。
近所の奥さまがアタシに突然凄んできた。
「とし子さん!!」
「あっ、奥さま…おはようございます。」
「おはようございますじゃないわよ!!とし子さん!!きのうの昼間にヒサナガさんの奥さまと赤ちゃんが亡くなった事件のことで、ボロクソに言わしてもらうわよ!!」
「あの~、どういうことでしょうか?」
「ヒサナガさんはよりひどい悲しみに沈んでいるのよ!!ヒサナガさんと奥さまは半年前に赤ちゃんが生まれて、人生これからだと言うときだったのよ!!ヒサナガさんは涙ボロボロボロボロボロボロこぼしながら奥さんと赤ちゃんの名前を何度も呼んでいたのよ!!…とし子さん!!場合によっては、あんたカタを裁判で訴えるから覚悟しなさいよ!!」
近所の奥さまから怒鳴られたアタシは、ますますワケがわからなくなった。
「あのー、事件のことについては容疑者の身元が判明されていない上に、証拠もまだ出ていないのですよ。」
「県警《ケーサツ》はアテにできないわよ!!それよりも、クレームと言うのは、あんたの家の家族のことよ!!」
「えっ?うちの家族のことでクレーム?」
「とし子さん!!あんたのダンナはどこのどこまでクソバカなのよ!!」
「奥さま!!なんでうちのダンナをバカ呼ばわりするのですか!?」
「バカをバカと言うたらいかんのか!?…話かわるけど、うちは毎朝とし子さんカタの家の玄関前の様子を見てたから分かるけど…まさおさんはニコニコした表情で大学に向かっていた…なのにふじおさんは毎朝ブッチョウヅラをしている!!…この最近だけど、ふじおさんは近所の住人にイカクするようになった…それはどう言うことよ!?」
「どういうことよ…って、ふじおさんはバイトが見つからないから、ちょっとイライラしているだけです!!」
「ちょっとじゃないわよ!!ショッチュウイライラしているわよ!!もうこのさいだから言わしてもらうけど、ヒサナガさんがカンカンに怒ってたわよ!!とし子さん!!ヒサナガさんの奥さまが亡くなる数ヵ月前からふじおさんがヒサナガさんの奥さまに対して横恋慕《いやたいかんじょう》を抱くようになった…と聞いたわよ!!ヒサナガさんはふじおさんが妻になれなれしく接近しているのでなんとかしてくれといよったよ!!あんたが『ふじおさんは友達がいないからさみしいから許してあげて…』と言うたからふじおさんがレイプ殺人事件を起こしたのよ!!」
「なんなのよあんたは!!決めつけで物を言うなんてサイテーよ!!」
思い切りブチ切れたアタシは、奥さまとドカバキの大ゲンカを起こした。