私の事情
といきなり目の前が
真っ暗になったと同時に
聞こえてきた愛しい人の声。
「ゆうだあ~~!」
と言ったと同時に
明るくなった私の視界
『せ~いかい』
整った顔を崩して笑う
大好きな顔だ。
「よっ」
っと優砂の後ろから顔を出したのは
上畑 陸斗 カミハタ リクト
優しい顔をしてる。
好青年ってイメージだ
ちょうどそのとき
ガチャっという扉の音と同時に
聞こえた声
「おまたせ~」
「「おそい!!!!!!!」」
パンをもって入って来たのは
薪 頼南 マキ ライナ
ゴツいかんじ。
ヤンキーっぽく、
金に近い頭に
ジャラジャラピアス
でも中身は凄く優しい。
いいやツ!!!!
五人で
屋上の綺麗な空気を吸いながら
ジャンケンでまけた人が
買ってきたパンをみんなで食べる
毎日の日課だ。
1日の半分はこのメンバーで
すごしている。
みんな1年3組。
私が優砂を香菜に紹介した…
その日を機会に私たちは
5人で一緒にいるようになった。