私の事情
『あ!優砂~こんどのお姉さまはどうだった?』
頼南が口癖のように聞く。
「頼南のすきな年上のギャルちゃんだった(笑)」
笑いながら優砂が答えると
『俺、ギャルすきじゃねえから!俺のタイプは香菜チャンみたいな子だし~』
「私はライみたいぢゃない男の子がいい~(笑)」
そう。
頼南君は香菜がだいすき。
だが香菜はなんとも思ってないらしい…
頼南君は一回告ったが香菜にふられ、「もう怖いもんはねえ」とかいい、かれこれ2ヶ月はアタックし続けている。
頼南君は一目ぼれだったらしい(笑)
「香菜ちゃ~ん…もうそろそろ心開いてくれよ~…」
頼南君は肩を落としながらそうつぶやいて焼きそばパンにかぶりついている
いっぽうの香菜はというと
そんな言葉が聞こえなかったのか陸斗と今日のテレビについて話していた
私と優砂はそんな頼南を笑いながらはげましている