大切なもの
ここ2年、毎日同じ暮らしをしている。
平日は仕事をして、休日の土日は家でまったり。
実家にもたまに帰る位。
そんな生活にも飽き飽きしていた。
しかし、職場も事務職という事もあり男性との出逢いも多くなかった。
「はぁ〜」
改めて溜め息をついた。
-ピンポーン-
「…?」
春香は訪問者に疑問を抱く。
春香の家には訪問者はあまりない。
怪しみながらドアを開けた。
チェーンを外さず万全な体制で。