急な辞令に納得いかないので人事部長を襲ってみたところ、返り討ちにあった件
え?え?え?
じゃ一番最初のあの時から、佐藤俊生は私のこと好きだったの??
なんで?
何がきっかけで??
あんなケンカ腰で面談してたのに???
「勢いがあって面白くて、目がキラキラ輝いていて可愛いから、仲良くなりたいな、なんて思って飲みに誘ったらまさかホテルにお持ち帰りされるとは思わなかったけど」
色々な手間が省けてよかったと、悪い顔で佐藤俊生はニッコリ微笑む。
「俺としては、大山さんが仕事を辞めてもいいし、続けてももちろんいいと思ってる。けどね、君が結婚する相手は俺だから。急な話でビックリしてるかもしれないけれど、これから一緒にじっくり将来のことを考えて行こうね?」
益々悪い顔で微笑む佐藤俊生に恐る恐る、念の為聞きますがと前置きをして、結婚しないという方向は?と聞いてみると、
「だってあの日、ホテルに連れ込んだのは大山さんだからねえ?責任とってもらわないとねえ?」
と、痛いところをつかれてしまうのだった。
うーん。結婚、結婚かあ。
全然そんなの考えたことがなかったけれど、このイケメンでちょっと悪賢いけど、可愛らしい人事部長と毎日暮らしていくのも悪くないのかもしれない。
「……佐藤さん。いえ、俊生さん」
居住まいを正して佐藤俊生の目をじっと見る。
じゃ一番最初のあの時から、佐藤俊生は私のこと好きだったの??
なんで?
何がきっかけで??
あんなケンカ腰で面談してたのに???
「勢いがあって面白くて、目がキラキラ輝いていて可愛いから、仲良くなりたいな、なんて思って飲みに誘ったらまさかホテルにお持ち帰りされるとは思わなかったけど」
色々な手間が省けてよかったと、悪い顔で佐藤俊生はニッコリ微笑む。
「俺としては、大山さんが仕事を辞めてもいいし、続けてももちろんいいと思ってる。けどね、君が結婚する相手は俺だから。急な話でビックリしてるかもしれないけれど、これから一緒にじっくり将来のことを考えて行こうね?」
益々悪い顔で微笑む佐藤俊生に恐る恐る、念の為聞きますがと前置きをして、結婚しないという方向は?と聞いてみると、
「だってあの日、ホテルに連れ込んだのは大山さんだからねえ?責任とってもらわないとねえ?」
と、痛いところをつかれてしまうのだった。
うーん。結婚、結婚かあ。
全然そんなの考えたことがなかったけれど、このイケメンでちょっと悪賢いけど、可愛らしい人事部長と毎日暮らしていくのも悪くないのかもしれない。
「……佐藤さん。いえ、俊生さん」
居住まいを正して佐藤俊生の目をじっと見る。