二度と会えない、いつかの君へ。

プロローグ



          二度と会えない、いつかの君へ。

     「僕は幽霊になってしまった。」feat.可不/りび 様




何の変哲もない土曜日の朝。
夢を見ない私はいつもきっかり七時に目が覚める。
それは夏休み中でもそうだ。
いつも通り起きて、トーストとハムエッグを食べて、スマホの通知を確認して、宿題をする。
今日もそうなるはずだった。
だけど。
なぜか、私のベッドに、男の子が腰かけていた。
「..........はああぁぁああああ!!??」
夏の朝の六畳の部屋に、私の大絶叫が響いた。

                 
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