アンコール マリアージュ
最後に、新郎新婦が翼を抱いて高砂席から降り、マイクの前に立った。
「えー、皆さん。本日は本当にありがとうございました」
二人は深々と頭を下げる。
「4年前、僕達の決意は、ここにいる皆さんを驚かせ、そして心配させてしまいました。あの時、親身になって話を聞いて下さった皆様に、改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。そして、今日こうして、皆様に僕達の姿を見てもらう事が出来、本当に嬉しいです。僕達三人、今とても幸せです。賑やかで楽しい毎日を送っています。それを皆様に伝えたいとずっと思っていました。今まで僕達を応援し続けて下さって、本当にありがとうございました。安心して下さい。これからもずっと、僕達は幸せに暮らしていきます」
本当にありがとうございました、と二人が頭を下げると、今日1番の大きな拍手が起こった。
新婦が、最後に両親に話しかける。
「お父さん、お母さん。高校生だった私が…あの時、赤ちゃんが出来たと話した時…」
涙が溢れて言葉に詰まった新婦の背中を、新郎が優しくさする。
「あの時私を、真剣に叱って諭して、そして最後は理解して応援してくれて、本当にありがとうございました。親不孝な娘だとずっと自分を責めて、お父さんとお母さんに普通に会話が出来なくなってしまったのに、いつも翼を可愛がってくれて、本当にありがとう。私のせいで、世間から白い目で見られる事もあったと思う。ごめんね。でも、これからは親孝行するから、ずっとずっと長生きして、私達を見守って下さい」
ご両親は、うつむいて涙を堪えながら何度も頷いた。
「えー、皆さん。本日は本当にありがとうございました」
二人は深々と頭を下げる。
「4年前、僕達の決意は、ここにいる皆さんを驚かせ、そして心配させてしまいました。あの時、親身になって話を聞いて下さった皆様に、改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。そして、今日こうして、皆様に僕達の姿を見てもらう事が出来、本当に嬉しいです。僕達三人、今とても幸せです。賑やかで楽しい毎日を送っています。それを皆様に伝えたいとずっと思っていました。今まで僕達を応援し続けて下さって、本当にありがとうございました。安心して下さい。これからもずっと、僕達は幸せに暮らしていきます」
本当にありがとうございました、と二人が頭を下げると、今日1番の大きな拍手が起こった。
新婦が、最後に両親に話しかける。
「お父さん、お母さん。高校生だった私が…あの時、赤ちゃんが出来たと話した時…」
涙が溢れて言葉に詰まった新婦の背中を、新郎が優しくさする。
「あの時私を、真剣に叱って諭して、そして最後は理解して応援してくれて、本当にありがとうございました。親不孝な娘だとずっと自分を責めて、お父さんとお母さんに普通に会話が出来なくなってしまったのに、いつも翼を可愛がってくれて、本当にありがとう。私のせいで、世間から白い目で見られる事もあったと思う。ごめんね。でも、これからは親孝行するから、ずっとずっと長生きして、私達を見守って下さい」
ご両親は、うつむいて涙を堪えながら何度も頷いた。