アンコール マリアージュ
「うわー、夜景がキラキラ!すっごく綺麗!」
観覧車の窓から外を眺めて、真菜は子どもの様に喜ぶ。
(確かに綺麗だし、恋人達にとってはロマンチックなシチュエーションだけど…。一体何が残ってるんだ?)
てっきりプロポーズがゴールだと思っていたのに、まだ真菜の中では何かが残っているらしい。
(プロポーズのあとは、結婚だろ?まさかここで挙式って事はないよな?うーん、分からん)
仕方なく、真は外の景色を眺めた。
ゆっくりと時間をかけながら、二人の乗った観覧車は頂点を目指して行く。
「あと半分位かな?頂上まで」
真菜が、ソワソワと窓から上を見上げながら言う。
「頂上で、何かあるのか?」
真が聞くと、真菜は、ふふっとはにかむ。
(頂上でやる事って…何だ?)
考えても分からない。
そうこうしているうちに、ゆっくり頂上が見えて来た。
「来るかな…来るかな?今?今よね?」
「ああ、そうだな」
「やったー、てっぺんー!」
真菜は思わず興奮して立ち上がり、次の瞬間ぐらりと揺れた観覧車に足を取られて体勢を崩した。
「わっ!」
「危ない!」
真が慌てて抱き留める。
顔と顔がくっ付きそうになり、真菜は慌てて真から離れ、向かい側に座り直した。
観覧車の窓から外を眺めて、真菜は子どもの様に喜ぶ。
(確かに綺麗だし、恋人達にとってはロマンチックなシチュエーションだけど…。一体何が残ってるんだ?)
てっきりプロポーズがゴールだと思っていたのに、まだ真菜の中では何かが残っているらしい。
(プロポーズのあとは、結婚だろ?まさかここで挙式って事はないよな?うーん、分からん)
仕方なく、真は外の景色を眺めた。
ゆっくりと時間をかけながら、二人の乗った観覧車は頂点を目指して行く。
「あと半分位かな?頂上まで」
真菜が、ソワソワと窓から上を見上げながら言う。
「頂上で、何かあるのか?」
真が聞くと、真菜は、ふふっとはにかむ。
(頂上でやる事って…何だ?)
考えても分からない。
そうこうしているうちに、ゆっくり頂上が見えて来た。
「来るかな…来るかな?今?今よね?」
「ああ、そうだな」
「やったー、てっぺんー!」
真菜は思わず興奮して立ち上がり、次の瞬間ぐらりと揺れた観覧車に足を取られて体勢を崩した。
「わっ!」
「危ない!」
真が慌てて抱き留める。
顔と顔がくっ付きそうになり、真菜は慌てて真から離れ、向かい側に座り直した。