アンコール マリアージュ
こんなに泣いていいですか?!
そして、9月3日の日曜日。
いよいよ、園田様と上村様の結婚式が執り行われる日を迎えた。
朝から気持ちの良い青空が広がり、風も穏やか。
ガーデンでの挙式に、全く心配はなくなった。
朝の9時。
真菜は、菊池と名乗る女性記者を出迎え、名刺を交換した。
「今日は1日よろしくお願い致します。挙式の邪魔にならない様に気を付けますね。写真も、私が何枚か撮らせて頂きます。合間に、少し真菜さんに質問してしまうかもしれませんが、邪魔だったらすぐ仰って下さいね」
にっこりと微笑む菊池は、きちんと紺のスーツを着て髪もまとめており、挙式に対する心遣いも感じられる。
真菜も、こちらこそ、どうぞよろしくお願い致しますと、深々と頭を下げた。
すると、オフィスから真が現れ、名刺を取り出して菊池と挨拶を交わし始めた。
真菜は、なんとなく後ずさって二人を見守る。
真と会うのはあの日以来。
もちろん、電話やメールのやり取りもしていない。
本社から、当日は専務が様子を見に行くと連絡があり、真菜は心の片隅で、あちゃーと思っていた。
(でも、それとこれとは話が別!今日は、新郎新婦お二人の為に、精一杯やらせて頂きます!)
真菜は両手で拳を握り、うん、と頷いて気合いを入れた。
いよいよ、園田様と上村様の結婚式が執り行われる日を迎えた。
朝から気持ちの良い青空が広がり、風も穏やか。
ガーデンでの挙式に、全く心配はなくなった。
朝の9時。
真菜は、菊池と名乗る女性記者を出迎え、名刺を交換した。
「今日は1日よろしくお願い致します。挙式の邪魔にならない様に気を付けますね。写真も、私が何枚か撮らせて頂きます。合間に、少し真菜さんに質問してしまうかもしれませんが、邪魔だったらすぐ仰って下さいね」
にっこりと微笑む菊池は、きちんと紺のスーツを着て髪もまとめており、挙式に対する心遣いも感じられる。
真菜も、こちらこそ、どうぞよろしくお願い致しますと、深々と頭を下げた。
すると、オフィスから真が現れ、名刺を取り出して菊池と挨拶を交わし始めた。
真菜は、なんとなく後ずさって二人を見守る。
真と会うのはあの日以来。
もちろん、電話やメールのやり取りもしていない。
本社から、当日は専務が様子を見に行くと連絡があり、真菜は心の片隅で、あちゃーと思っていた。
(でも、それとこれとは話が別!今日は、新郎新婦お二人の為に、精一杯やらせて頂きます!)
真菜は両手で拳を握り、うん、と頷いて気合いを入れた。