アンコール マリアージュ
「失礼致します。わあ!新婦様、なんてお綺麗!」
しばらくして控え室に戻ると、新婦のヘアメイクがほぼ完了していた。
新婦は鏡越しに、ふふっと真菜に笑いかける。
「では、新郎様。ひと足お先にお着替えお願いします」
真菜が用意した衣裳一式と靴を履いて、新郎がカーテンの中から出てくると、わあ!と皆で歓声を上げる。
「どう?着方、これで合ってる?」
「大丈夫ですよ。とっても良くお似合いです。ねえ、新婦様?」
真菜が振り返ると、新婦も照れた様に頷いた。
「うん。夏樹くん、とってもかっこいい」
「あら!ラブラブねー」
有紗が言い、皆で笑い合う。
その時、インカムから梓の声が聞こえてきた。
「ガーデン、梓です。リングガールの琴美ちゃんとご両親がお見えです」
「控え室、真菜です。了解しました。すぐにガーデンに向かいます」
真菜は、新郎新婦のお二人からマリッジリングを受け取ると、リングピローに丁寧にリボンで結んで留めてから、ガーデンに向かった。
ガーデンでは、梓が愛想良くご夫婦と話していて、その傍らに可愛いドレスを着た女の子がいた。
真菜が近付くと、梓が気付いてご両親を紹介する。
「初めまして。わたくし、新郎新婦のお二人を担当させて頂いております、齊藤と申します。本日は、誠におめでとうございます」
ご両親も頭を下げ、新婦の兄夫婦だと名乗る。
「それでは、これからリングガールのご説明を致しますね」
真菜はそう言って、女の子の前にしゃがむ。
「こんにちは、琴美ちゃん。私は齊藤と言います。よろしくね」
女の子は、はにかんだ笑顔でぺこりとお辞儀をする。
真菜は、ご両親にも聞こえるように、リングガールの説明をした。
「その時のご様子で、お母様と手を繋いでご一緒に歩いて頂いても構いません。堅苦しい作法もありませんので、どうぞ楽しんでご参加下さいね。琴美ちゃん、笑顔で楽しくね。可愛いドレスをみんなにも見てもらおうね!」
琴美は、うん!と嬉しそうに頷き、その様子にご両親も、ホッとした様に笑っていた。
しばらくして控え室に戻ると、新婦のヘアメイクがほぼ完了していた。
新婦は鏡越しに、ふふっと真菜に笑いかける。
「では、新郎様。ひと足お先にお着替えお願いします」
真菜が用意した衣裳一式と靴を履いて、新郎がカーテンの中から出てくると、わあ!と皆で歓声を上げる。
「どう?着方、これで合ってる?」
「大丈夫ですよ。とっても良くお似合いです。ねえ、新婦様?」
真菜が振り返ると、新婦も照れた様に頷いた。
「うん。夏樹くん、とってもかっこいい」
「あら!ラブラブねー」
有紗が言い、皆で笑い合う。
その時、インカムから梓の声が聞こえてきた。
「ガーデン、梓です。リングガールの琴美ちゃんとご両親がお見えです」
「控え室、真菜です。了解しました。すぐにガーデンに向かいます」
真菜は、新郎新婦のお二人からマリッジリングを受け取ると、リングピローに丁寧にリボンで結んで留めてから、ガーデンに向かった。
ガーデンでは、梓が愛想良くご夫婦と話していて、その傍らに可愛いドレスを着た女の子がいた。
真菜が近付くと、梓が気付いてご両親を紹介する。
「初めまして。わたくし、新郎新婦のお二人を担当させて頂いております、齊藤と申します。本日は、誠におめでとうございます」
ご両親も頭を下げ、新婦の兄夫婦だと名乗る。
「それでは、これからリングガールのご説明を致しますね」
真菜はそう言って、女の子の前にしゃがむ。
「こんにちは、琴美ちゃん。私は齊藤と言います。よろしくね」
女の子は、はにかんだ笑顔でぺこりとお辞儀をする。
真菜は、ご両親にも聞こえるように、リングガールの説明をした。
「その時のご様子で、お母様と手を繋いでご一緒に歩いて頂いても構いません。堅苦しい作法もありませんので、どうぞ楽しんでご参加下さいね。琴美ちゃん、笑顔で楽しくね。可愛いドレスをみんなにも見てもらおうね!」
琴美は、うん!と嬉しそうに頷き、その様子にご両親も、ホッとした様に笑っていた。