アンコール マリアージュ
「ちょちょ、ちょっと待て。真菜、ひょっとして、陸・璃子ちゃんの事言ってる?」
「うん。拓真くんが璃子ちゃんのこと好きなのは気付いてたんだ。でもほら、やっぱりあの二人はお似合い過ぎるよ。お互い好きって気持ちが溢れてるし、それにほら!名前までそっくりでしょ?もうパーフェクトカップルだよね」
拓真は、何度も瞬きを繰り返す。
「真菜、1つだけ言ってもいい?」
「うん、なあに?」
「俺が好きなのは、璃子ちゃんじゃない。真菜だ」
…は?と、今度は真菜が固まる。
「いや、あの、そんなはずはないんですけど?」
「どういう意味だよ?」
「だって、璃子ちゃんのこと、べた褒めしてたじゃない?写真撮ったあと」
「そりゃ、モデルとしてだよ。彼女は最高のモデルさんだ」
「でしょ?だから好きなんじゃ…」
「違う。俺が好きなのはお前だ」
「なんでそうなるの?」
「なんでって…。そんなの説明出来るかよ。好きなもんは好きなんだから」
真菜はじっとテーブルに視線を落として考え込む。
「うん。拓真くんが璃子ちゃんのこと好きなのは気付いてたんだ。でもほら、やっぱりあの二人はお似合い過ぎるよ。お互い好きって気持ちが溢れてるし、それにほら!名前までそっくりでしょ?もうパーフェクトカップルだよね」
拓真は、何度も瞬きを繰り返す。
「真菜、1つだけ言ってもいい?」
「うん、なあに?」
「俺が好きなのは、璃子ちゃんじゃない。真菜だ」
…は?と、今度は真菜が固まる。
「いや、あの、そんなはずはないんですけど?」
「どういう意味だよ?」
「だって、璃子ちゃんのこと、べた褒めしてたじゃない?写真撮ったあと」
「そりゃ、モデルとしてだよ。彼女は最高のモデルさんだ」
「でしょ?だから好きなんじゃ…」
「違う。俺が好きなのはお前だ」
「なんでそうなるの?」
「なんでって…。そんなの説明出来るかよ。好きなもんは好きなんだから」
真菜はじっとテーブルに視線を落として考え込む。