アンコール マリアージュ
「間に合ったか?てっぺんだった?」
「う、うん。そうみたい」
すると真は、ヤッター!と両手を挙げて、天井にグキッと指を突いた。
「いってー!」
「もう真さん、観覧車の中って狭いんだからね?暴れないで」
「それを言うなら真菜だろう。前回、途中で降りようとしたもんな」
「ふーんだ。今日は大人しく下まで待ちますよ」
そして二人で黙って外を眺める。
そのうちに、ふと冷静になって思い返した。
「あの、ま、真さん?」
「う、うん?なんだ?」
「さっき、その、なんて、言ったの?」
「そ、それなんだけど。俺、とっさに、その…」
「まさか、け、結婚…とか言わなかったよね?」
「いや、それが、ついうっかり、言っちゃって…」
「つい?!ついって…。結婚ですよ?ついうっかりプロポーズする人なんて、います?」
「いや、でも、真菜だって、はい!って返事したじゃないか」
「それはだって、勢いに呑まれて、つい…」
「ほら、真菜だって、ついうっかり返事したじゃないか」
うぐっと言葉に詰まり、真菜は視線を落とす。
「う、うん。そうみたい」
すると真は、ヤッター!と両手を挙げて、天井にグキッと指を突いた。
「いってー!」
「もう真さん、観覧車の中って狭いんだからね?暴れないで」
「それを言うなら真菜だろう。前回、途中で降りようとしたもんな」
「ふーんだ。今日は大人しく下まで待ちますよ」
そして二人で黙って外を眺める。
そのうちに、ふと冷静になって思い返した。
「あの、ま、真さん?」
「う、うん?なんだ?」
「さっき、その、なんて、言ったの?」
「そ、それなんだけど。俺、とっさに、その…」
「まさか、け、結婚…とか言わなかったよね?」
「いや、それが、ついうっかり、言っちゃって…」
「つい?!ついって…。結婚ですよ?ついうっかりプロポーズする人なんて、います?」
「いや、でも、真菜だって、はい!って返事したじゃないか」
「それはだって、勢いに呑まれて、つい…」
「ほら、真菜だって、ついうっかり返事したじゃないか」
うぐっと言葉に詰まり、真菜は視線を落とす。