夜の魔物
夜の学校
暗い部屋でひとり、病院で貰った睡眠薬のゾルピデム5mgを飲んで布団に入る。
これを飲んだら寝れるんじゃなかったのか。ホットアイマスクが冷める頃になっても開ききった目。眠れない。
いつもの事だ、と諦め考え事を始める。過去のこと、未来のこと、今のこと。くだらないことも不安になりだしたら止まらない。
そういえば明日数学のプリントの提出があったがやっていない。学校に忘れてきたことを思い出した。明日みんなの前で怒られるかなと考えるとすごく憂鬱だ。問題数も多く休み時間の10分では終わらないだろう。そうだどうせ寝れないのだから取りに行ってしまおう。と思った。
パーカーをはおる。親は寝ているし私がどこに行こうが興味なんかないだろう。外に出ると月がとても綺麗だった。満月なのかと考えながら歩いてすぐの学校に向かった。
夜の学校は今日の昼までいたはずなのに別の場所に感じる。水道の水がぽたぽた垂れている。些細な物音すら不気味に感じる。
教室に入るといつもの自分のロッカーを開けた。数学の教科書とプリントを取る。早く帰ってしまおう。
「なに、してんの」
「わっ」
自分しかいないと思っていた。びっくりして思わず飛び上がってしまった。声のする方を見ると教卓に手をついてクラスメイトの松本くんが立っていた。どうしてここにいるのだろう。
「驚かせてごめんね。荒木さんだよね?どうしてここにいるの。」
松本くんは冷静に聞いてきた。
「あーえっと💦忘れ物しちゃって💦松本くんはどうしてここにいるの。」
これを飲んだら寝れるんじゃなかったのか。ホットアイマスクが冷める頃になっても開ききった目。眠れない。
いつもの事だ、と諦め考え事を始める。過去のこと、未来のこと、今のこと。くだらないことも不安になりだしたら止まらない。
そういえば明日数学のプリントの提出があったがやっていない。学校に忘れてきたことを思い出した。明日みんなの前で怒られるかなと考えるとすごく憂鬱だ。問題数も多く休み時間の10分では終わらないだろう。そうだどうせ寝れないのだから取りに行ってしまおう。と思った。
パーカーをはおる。親は寝ているし私がどこに行こうが興味なんかないだろう。外に出ると月がとても綺麗だった。満月なのかと考えながら歩いてすぐの学校に向かった。
夜の学校は今日の昼までいたはずなのに別の場所に感じる。水道の水がぽたぽた垂れている。些細な物音すら不気味に感じる。
教室に入るといつもの自分のロッカーを開けた。数学の教科書とプリントを取る。早く帰ってしまおう。
「なに、してんの」
「わっ」
自分しかいないと思っていた。びっくりして思わず飛び上がってしまった。声のする方を見ると教卓に手をついてクラスメイトの松本くんが立っていた。どうしてここにいるのだろう。
「驚かせてごめんね。荒木さんだよね?どうしてここにいるの。」
松本くんは冷静に聞いてきた。
「あーえっと💦忘れ物しちゃって💦松本くんはどうしてここにいるの。」