これが恋だなんて、知らなかったんだよ。
恋愛(純愛)
完
886
- 作品番号
- 1691500
- 最終更新
- 2023/09/16
- 総文字数
- 124,418
- ページ数
- 267ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,302,013
- いいね数
- 886
- ランクイン履歴
-
恋愛(総合)37位(2023/09/23)
恋愛(長編)27位(2023/09/24)
- ランクイン履歴
-
恋愛(総合)37位(2023/09/23)
恋愛(長編)27位(2023/09/24)
都合のいい女だって、わかってた。
一番にはなれないって、そんなこと。
『だったら見返してやろうよ』
そんな君に声をかけられた、あの日から。
奇妙で、曖昧で。
なんとも不可思議な関係は始まった。
*
『じゃあ今日から俺たちはある意味、
恋人同士ってことで』
ルール1. 浮気した“ふり”をすること。
ルール2. ただし優先順位は本当の恋人。
ルール3. 絶対に本気になってはいけない。
【これはあくまで逆転劇をするためのゲーム】
*
彼氏を見返したい平凡女子
浮気された理由:つまらない
(空回った積極性)
一ノ瀬 桜乃
─Ichinose Sakuno─
×
彼女を見返したい人気者男子
浮気された理由:つまらない
(足りなかった積極性)
三好 奈都
─Miyoshi Natsu─
*
『あいつにはしてもらってないの?
こーいうこと』
『いーからもっとくっついて。
俺たちは浮気、してんだから』
『その顔好きかも。
“襲ってください”って言ってるみたいで』
君は私の、“もうひとり”の、彼氏。
私たちは、“ニセモノ”の、恋人。
この関係は
イケナイモノ、だから───…。
⧉
*
知らなかった。
こんなに胸がはち切れそうなくらい
苦しくて、切ないだなんて。
これが恋だなんて、知らなかったんだよ。
- 読む
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この作品のレビュー
この作品の感想ノート
初めまして。
希空と申します
今まで理人さんの作品を読ませて頂いていました、初めてのコメント失礼します。
すごく心に残る1作です
この作品をみながら本当に様々な感情が引き出されます。これをみて登場人物みんな温かい人なんだなと思いました。セレナちゃんや勝吾くんも結局は根は優しくてでもその優しい根をどうやって、誰が、引っこ抜くのかが大切なんですよね。
わたしは桜乃ちゃんのお母さんのお言葉が心に響きました。恥ずかしいことをしないことが当たり前ではないということにわたしも気付かされました。
読んでいてだんだん心が温まる作品、ありがとうございます。登場人物みんなをハッピーエンドにする理人さんにも優しさが滲み出てるんだなと思いました。
わたしも趣味程度で小説を書くのですが理人さんの物語の作り方がだいすきで密かに憧れさせて頂いています。
これからも応援しています。
素敵な作品に出会えてよかったです > <՞ ՞
ちょっと前に気づきましたっっっあ!!!!!
深雨ちゃん、爽雨くん…っっっ。ごめんなさいですよー、まじであそういえばあのふたり双子じゃんって入れ替わりやんって、もう一回感想送り直そうか悩んでたところでした…←
いや、でも兄弟で双子は見たことないです、そういう意味です。忘れてた訳じゃないんです、まさか。
やらかしたら、あらぶってだんしゃりしたくなるんですほんとに。ゆんです。
ナツくん、桜乃ちゃん。本当の恋がこれなんだよなって改めて思いました。ふたりはきっとこのふたりだからこそで成り立った恋の形、関係、結果なんだろうなってこのふたりだからあたたかいんだろうなって思いました。
桜乃ちゃんのペースをゆっくり待っている、そしてうながす空気感。ナツくんに戸惑いながらもきちんと気持ちを伝える桜乃ちゃんの雰囲気が大好きなんです。
今はすっごい幸せだって、見返してやろう。過去の俺たちにってそう言えるふたり以外との関係を作れたこと前と同じじゃなくても、前よりいびつでも新しい関係もあってそういうことも一個ずつ見つめて変えていくのも大切なんだよなって思いました。
読み返してて前よりも感じたこと。ともちゃんと伊武くんの会話があたたかすぎるということ。コピー人間のくだりはあたたかすぎるだろと思いました。そして、お母さんのご飯のやさしい味、言葉以外にも伝える方法ってところがすごくあたたかい。私も環境が変わってお母さんに前より負担をかけるようになってなのに毎日食べるご飯はいっつも美味しくてやさしくて勝吾くんと桜乃ちゃんもこんな気持ちだったのかなってやっぱり感謝を伝えたくなりました。
はい、ということです。今日はまず深雨ちゃん、爽雨くんを読みたいと思います。後悔したのち読みたくなるという渋滞ループ。りっちゃん、大好きです。本当の本当に大好きです。1日というよりは数時間に一回はりっちゃんのこと考えて、登場人物達のこと考えてます。ゆんでしたー!
お久しぶりです、理人さん!
天海です。なんかもう読了後の自分の目が赤くて赤くて、醜いことになってるんですが、感想ノートにお邪魔させていただきます。
語彙力皆無の天海がひとことで言うと、『感動!』ってかんじで。でもそんな単語ひとつで表せないくらい素敵な物語でした。ただの恋愛ストーリーじゃない、こんなにも心があったかくなるもの、どうやったら書けるんだって驚いてます😳
桜乃ちゃんの自分に自信がないところ、すごく共感できて、それでも健気に頑張っている姿がとっても魅力的でした。徐々に三好くんと惹かれあっていく展開がもうほんっとに最高で。
それからセレナちゃんが抱えていた過去がわかってなぜか憎めませんでした。最低なことをしたけど、わかっててやってるところが虚しいというか、なんというか。反対に勝吾くんは最低なことを自覚してなくて、経験を通して変わっていく姿によかったあ…と心から安堵です。
作品を通して、想い合ってたはずなのに変わってしまうってほんとに辛いなって改めて思いました。楽しかった思い出とかあるから余計に。最初の方はセレナちゃんと勝吾くんにふざけんなよ状態だったのに、人間性がだんだんわかってきて、もう物語にのめり込んでいきました。
苦しい思いいっぱいした桜乃ちゃんには、これからたくさん笑ってほしい、そして三好くんと幸せになってほしいです!
ほんとしょうもないですけど、『ボロというボロが、それはもうボロボロと出てくる。』というダジャレのような文にめちゃくちゃツボりました(笑)
素敵すぎる物語ありがとうございました!!
🌟天海の勝手に好きな一文
『どの道を歩いて、どこの道にたどり着いたかじゃないの。あなただけの道を、どう歩いたかってことだよ桜乃』
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