乙女戦隊 月影 〜恥じらいの戦士〜
「ジュウトウホウイハンダー…?」

あたしは、空に浮かぶ魔神を見上げた。

「フッ」

ジュウトウホウイハンダーは、不適に笑うと、

「ジュウトウホウが名字で、名がイハンダー!気軽にイハンダーと呼んでくれたまえ」

気軽というわりには、銃口はあたし達に向いている。

「レッド」

九鬼はあたしを背にして、

「あなたは、まだ…戦い方を知らない。乙女ソルジャーという戦士の戦いを」

九鬼は乙女ケースを、イハンダーに向けて突きだした。

「何の真似だ?月がなければ、変身できまいて!」


だけど、九鬼は口元を緩めると、

「変身」

呟くように言った。

黒い薔薇の花びらが舞いながら、九鬼を包むと、

そこに戦士が姿を見せた。

「乙女ブラック!?」

あたしは、変身した黒の戦闘服を身に纏った九鬼の後ろ姿を見つめた。

「乙女ブラック…参る」





次回!

乙女ブラックの技が、闇を切り裂く!

そして、もう一人の戦士が現れる!


次回、乙女戦隊月影!第四話

【乙女ソルジャーの秘密】

にご期待下さい。
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