神殺しのクロノスタシスⅤ〜前編〜
取り残された、俺とシルナは。
「うぅ…。イレースちゃん、手厳しい…」
半泣きのシルナである。
「お前がさっさと、怒られる前に仕事を終わらせておかないからだろ…」
これまで、一体何回イレースに怒られたよ。
いい加減、お前も学習しろ。
イレースに怒られる前に、さっさと済ませておけよ。
毎回、怒られるまで後回しにするんだから。
小学生の夏休みの宿題かよ。
「そりゃ、ちゃんとやるよ。私だって」
「…本当かよ…」
「本当だよ。…このチョコまんを食べ終わったら、絶対やる」
「…」
…とりあえず、お前の優先順位の一位はチョコまんなんだな。
明日から本気出す精神。
まぁ、お前はそういう奴だよ。
そんなこと言って後回しにし続けた結果、イレースに怒られるんだろうなぁ。
俺が怒られるんじゃないから。怒られるのはあくまでシルナだけだから。勝手にすれば別に良いけど。
「ほら、書類仕事をするには、糖分がね?糖分が必要だと思うんだよ。頭を使うからね」
「お前は仕事してないときでも、いつも糖分ばっかり摂ってるだろ…」
「はー。チョコまんうま〜!」
…聞いてないし。
ちょっと、もう一回イレースを呼んできて、説教し直してもらった方が良いんじゃないか。
…と、思っていた、そのときだった。
「失礼しますよ」
「ぶはっ」
噂をすれば、という奴か。
学院長室に、イレースが舞い戻ってきた。
シルナが思わずチョコまんを噴き出していた。きたねぇ。
「うぅ…。イレースちゃん、手厳しい…」
半泣きのシルナである。
「お前がさっさと、怒られる前に仕事を終わらせておかないからだろ…」
これまで、一体何回イレースに怒られたよ。
いい加減、お前も学習しろ。
イレースに怒られる前に、さっさと済ませておけよ。
毎回、怒られるまで後回しにするんだから。
小学生の夏休みの宿題かよ。
「そりゃ、ちゃんとやるよ。私だって」
「…本当かよ…」
「本当だよ。…このチョコまんを食べ終わったら、絶対やる」
「…」
…とりあえず、お前の優先順位の一位はチョコまんなんだな。
明日から本気出す精神。
まぁ、お前はそういう奴だよ。
そんなこと言って後回しにし続けた結果、イレースに怒られるんだろうなぁ。
俺が怒られるんじゃないから。怒られるのはあくまでシルナだけだから。勝手にすれば別に良いけど。
「ほら、書類仕事をするには、糖分がね?糖分が必要だと思うんだよ。頭を使うからね」
「お前は仕事してないときでも、いつも糖分ばっかり摂ってるだろ…」
「はー。チョコまんうま〜!」
…聞いてないし。
ちょっと、もう一回イレースを呼んできて、説教し直してもらった方が良いんじゃないか。
…と、思っていた、そのときだった。
「失礼しますよ」
「ぶはっ」
噂をすれば、という奴か。
学院長室に、イレースが舞い戻ってきた。
シルナが思わずチョコまんを噴き出していた。きたねぇ。