神殺しのクロノスタシスⅤ〜前編〜
――――――…一方、その頃。

断絶空間に閉じ込められていながら、自分がそんなところに追いやられているなんて、知る由もなく。

そもそも、断絶空間に飛ばされた影響で、すっかり記憶をなくしていた私は。




「…また、同じ夢だ…」

夢の中で、これが夢だと気づくようになっていた。

相変わらず、灰色のモヤが立ち込める、あの夢を見ていた。








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