神殺しのクロノスタシスⅤ〜前編〜
何だか小難しいことを言ったが。
要するに…融合することによって、魔物であるリリスの力を、人間である僕も使えるようになるのではないか。
みたいな、単なる思いつきだった。
そこで僕は、この思いつきを試してみることにした。
何故そんなことを試そうと思ったのか?
それは勿論、死ねるんじゃないかと思ったからだ。
当たり前だが、リリスが魔物としての力を使えるのは、リリスが魔物だからだ。
従って、普通に考えれば…人間である僕に、リリスの力は使えない、はず。
それでも僕は今、リリスと融合している。
魔物の身体と、人間の身体が混ざっている。
この中途半端な状態で、無理矢理魔物の力を使ったら、どうなるか。
僕の脆弱な人の身体は、恐らくリリスの魔物の魔力に耐えられないはず。
耐えられないとはどういうことか?
…身体がが破裂するなり、溶けるなり…要するに、死ねるかもしれないということだ。
死ねるかもしれない方法があるなら、試さない理由はなかった。
だから僕は、強引に…僕の身体の中に眠っていた、リリスの魂を呼び起こし。
リリスの魔力を纏い、リリスの力を引き摺り出して…人の身で、魔物の魔力を行使したのだ。
冗談みたいな話だが、実際に僕は、それを試したことがある。
その結果は…。
…もう、二度とやるまいと思った。
失敗したとか、上手く行かなかったとか、そういうことではなく…もっと別の理由なのだが。
しかし、今は…「副作用」を気にしている余裕はなかった。
故に僕は、再び…リリスの力を…『獣の女王』の力を行使した。
要するに…融合することによって、魔物であるリリスの力を、人間である僕も使えるようになるのではないか。
みたいな、単なる思いつきだった。
そこで僕は、この思いつきを試してみることにした。
何故そんなことを試そうと思ったのか?
それは勿論、死ねるんじゃないかと思ったからだ。
当たり前だが、リリスが魔物としての力を使えるのは、リリスが魔物だからだ。
従って、普通に考えれば…人間である僕に、リリスの力は使えない、はず。
それでも僕は今、リリスと融合している。
魔物の身体と、人間の身体が混ざっている。
この中途半端な状態で、無理矢理魔物の力を使ったら、どうなるか。
僕の脆弱な人の身体は、恐らくリリスの魔物の魔力に耐えられないはず。
耐えられないとはどういうことか?
…身体がが破裂するなり、溶けるなり…要するに、死ねるかもしれないということだ。
死ねるかもしれない方法があるなら、試さない理由はなかった。
だから僕は、強引に…僕の身体の中に眠っていた、リリスの魂を呼び起こし。
リリスの魔力を纏い、リリスの力を引き摺り出して…人の身で、魔物の魔力を行使したのだ。
冗談みたいな話だが、実際に僕は、それを試したことがある。
その結果は…。
…もう、二度とやるまいと思った。
失敗したとか、上手く行かなかったとか、そういうことではなく…もっと別の理由なのだが。
しかし、今は…「副作用」を気にしている余裕はなかった。
故に僕は、再び…リリスの力を…『獣の女王』の力を行使した。