神殺しのクロノスタシスⅤ〜前編〜
…しかし。
「…」
ベリクリーデは、無言でじっと俺を見つめていた。
「…何で黙ってるんだよ?」
「…ジュリス」
あ?
「…三つって言ったのに、いっぱい言ってる…!」
「…言うべきことなら、もっと山ほどあるわ。この馬鹿タレ」
俺はお前に、溜め込んでいる全ての小言を言おうと思ったら、一晩どころじゃ足りないぞ。
ベリクリーデへの文句は、店を開けるほどあるからな。
…そうだというのに。
「…まぁ良いや。ジュリス遊ぼ」
「何が『まぁ良いや』なんだよ?」
何も良くないわ。
お前の仕事してんだぞ、俺。今。
ちょっとは労おうとか、感謝の気持ちとか、ないもんかね。
…別に良いけどさ。俺が自分から引き受けてることだし。
「良いか、俺は忙しいんだ。お前と遊んでる暇はない」
「え?仕事と私と、どっちが大切なの?」
何言ってるんだ。
何処で学んだんだ?そんな台詞。
仕事に決まっ…。
…いや、お前の為に仕事やってんだろ。
「とにかく、遊びたいんなら一人で遊んでろ」
「えー」
えーじゃねぇ。
ったく、相変わらずだが…困った奴だ。
「じゃ、一人で遊ぶね」
と言って、ベリクリーデは俺のベッドに腰を下ろした。
おい。何でここで遊ぶんだよ。
自分の部屋に帰ってから遊べ。
…しかも、あろうことか。
「わー。ジュリスのベッドふかふか〜」
「こら、勝手に寝るな。つーか、お前の部屋にあるベッドと一緒だよ」
「…zzz…」
「寝るの早っ!?」
振り向くと、ベリクリーデは俺のベッドに横たわって、すやすやと眠っていた。
…眠れなかったんじゃないのか?お前…。
一瞬で寝たぞ…。
…ってか、何で俺の部屋で寝るんだ?
よ、け、い、な…誤解を生むから、今すぐ帰って欲しいのだが?
…しかし。
「…」
眠っているベリクリーデの、間抜けな寝顔を見たら。
起きろ馬鹿、と叩き起こすのも忍びなく。
「…仕方ない。今日はオールだな…」
まさか一緒に寝る訳にはいかないので、俺は朝まで起きていることにした。
何で俺の部屋なのに、俺が遠慮しなきゃならないんだ…?
「…」
ベリクリーデは、無言でじっと俺を見つめていた。
「…何で黙ってるんだよ?」
「…ジュリス」
あ?
「…三つって言ったのに、いっぱい言ってる…!」
「…言うべきことなら、もっと山ほどあるわ。この馬鹿タレ」
俺はお前に、溜め込んでいる全ての小言を言おうと思ったら、一晩どころじゃ足りないぞ。
ベリクリーデへの文句は、店を開けるほどあるからな。
…そうだというのに。
「…まぁ良いや。ジュリス遊ぼ」
「何が『まぁ良いや』なんだよ?」
何も良くないわ。
お前の仕事してんだぞ、俺。今。
ちょっとは労おうとか、感謝の気持ちとか、ないもんかね。
…別に良いけどさ。俺が自分から引き受けてることだし。
「良いか、俺は忙しいんだ。お前と遊んでる暇はない」
「え?仕事と私と、どっちが大切なの?」
何言ってるんだ。
何処で学んだんだ?そんな台詞。
仕事に決まっ…。
…いや、お前の為に仕事やってんだろ。
「とにかく、遊びたいんなら一人で遊んでろ」
「えー」
えーじゃねぇ。
ったく、相変わらずだが…困った奴だ。
「じゃ、一人で遊ぶね」
と言って、ベリクリーデは俺のベッドに腰を下ろした。
おい。何でここで遊ぶんだよ。
自分の部屋に帰ってから遊べ。
…しかも、あろうことか。
「わー。ジュリスのベッドふかふか〜」
「こら、勝手に寝るな。つーか、お前の部屋にあるベッドと一緒だよ」
「…zzz…」
「寝るの早っ!?」
振り向くと、ベリクリーデは俺のベッドに横たわって、すやすやと眠っていた。
…眠れなかったんじゃないのか?お前…。
一瞬で寝たぞ…。
…ってか、何で俺の部屋で寝るんだ?
よ、け、い、な…誤解を生むから、今すぐ帰って欲しいのだが?
…しかし。
「…」
眠っているベリクリーデの、間抜けな寝顔を見たら。
起きろ馬鹿、と叩き起こすのも忍びなく。
「…仕方ない。今日はオールだな…」
まさか一緒に寝る訳にはいかないので、俺は朝まで起きていることにした。
何で俺の部屋なのに、俺が遠慮しなきゃならないんだ…?