神殺しのクロノスタシスⅤ〜前編〜
…と、いう思い出したくない事態が発生した、その二日後。
の、深夜。
「…おっと…もうこんな時間か…」
気がつけば、そろそろ日付が変わる時刻。
一昨日、書類仕事を全部片付けてしまったので、今夜の夜更しは残業ではない。
暇潰しにと借りてきた、魔導書を読んでいたのだ。
たまには、宵っ張りで読書も悪くないかと思ってな。
が、さすがに…そろそろ寝るか。
本に栞を挟んで閉じ、本棚に片付け。
椅子から立ち上がった、そのときだった。
「ジュリスー。あーそーぼー」
「…また来やがった…!」
またしても、ノックの一つもせず。
またしても、小学生みたいなノリで。
またしても、パジャマ姿のままで。
またしても、凝りもせず、ベリクリーデが俺の部屋にズケズケと入ってきた。
あーそーぼーってお前。今日日、小学生でもそんなこと言わねぇよ。
「何しに来たんだ、お前は…」
「遊ぼ、ジュリス。眠れないの」
「お前が寝られなくても、俺はこれから寝るんだよ。邪魔をするな」
「大丈夫だよ。今日はね、何して遊ぶか考えてきたんだ」
と、何故かベリクリーデは胸を張って言った。
…なぁ、何が大丈夫なんだ?
何も大丈夫じゃないんだけど?
の、深夜。
「…おっと…もうこんな時間か…」
気がつけば、そろそろ日付が変わる時刻。
一昨日、書類仕事を全部片付けてしまったので、今夜の夜更しは残業ではない。
暇潰しにと借りてきた、魔導書を読んでいたのだ。
たまには、宵っ張りで読書も悪くないかと思ってな。
が、さすがに…そろそろ寝るか。
本に栞を挟んで閉じ、本棚に片付け。
椅子から立ち上がった、そのときだった。
「ジュリスー。あーそーぼー」
「…また来やがった…!」
またしても、ノックの一つもせず。
またしても、小学生みたいなノリで。
またしても、パジャマ姿のままで。
またしても、凝りもせず、ベリクリーデが俺の部屋にズケズケと入ってきた。
あーそーぼーってお前。今日日、小学生でもそんなこと言わねぇよ。
「何しに来たんだ、お前は…」
「遊ぼ、ジュリス。眠れないの」
「お前が寝られなくても、俺はこれから寝るんだよ。邪魔をするな」
「大丈夫だよ。今日はね、何して遊ぶか考えてきたんだ」
と、何故かベリクリーデは胸を張って言った。
…なぁ、何が大丈夫なんだ?
何も大丈夫じゃないんだけど?