激甘すぎる婚前同居。 〜訳アリ令嬢は染織家の盲愛に気づかない〜


 早く起きてと思うのに、このまま快感に浸っていたい気持ちもあることになんだか恥ずかしくなる。


「……かわいーね」

「ほ、穂貴さんっ! お、起きていらっしゃったんですか?」

「うん、ごめん起きてた。起きようと思ってたんだけどねー美宙ちゃんが可愛すぎて」

「……!? そ、そういうのはやめてくださいっ」


 穂貴さんを押して離れようとしたけど、お互い裸で素肌に触って押すなんてできるはずもなく……あれよ、あれよと抱きしめられてキスをされた。
 そして、穂貴さんの「起きる前にもう一回しよっか」の声によって私は抱き潰され起き上がれないくらいまでされてしまったのは言うまでもない。








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