再会から始まる両片思い〜救命士の彼は彼女の心をつかまえたい〜
つまみになるようにクリームチーズに玉ねぎやハムを合わせたものとアボガドのディップを作ってきたので保冷バッグから取り出した。
「これつまみにどうぞ」
クラッカーも添えて出すとふたりは早速のせて食べていた。
「うまっ」
「のどかさん美味しいです!」
ふたりがそう言ってくれてよかった、とホッとしていると夏目さんが怒っていた。
「なんでお前らだけ食べてるんだよ」
夏目さんだって飲み始めたいよね、と料理を交代しようとするが断られる。
でもいつもと違う雰囲気でどうしたのかな、と思っていると橋口くんが笑い始めた。
「のどかさん。夏目さんは料理がしたくないのではなくてのどかさんの料理を俺たちだけで食べたのが気に入らないんですよ」
「え?」
彼はクラッカーにクリームチーズをのせて持ってきてくれた。
夏目さんは無言で受け取ると一口で放り込んだ。
するとちょっとだけ口角が上がったように見えた気がした。
「夏目さん、美味しいでしょう?」
にやけながら反応を見てたいたふたりは頭をパンっと叩かれていた。
「美味いに決まってる」
ぼそっと言った言葉は私の耳によく聞こえてきた。そんな彼の声が嬉しくて仕方なかった。
「これつまみにどうぞ」
クラッカーも添えて出すとふたりは早速のせて食べていた。
「うまっ」
「のどかさん美味しいです!」
ふたりがそう言ってくれてよかった、とホッとしていると夏目さんが怒っていた。
「なんでお前らだけ食べてるんだよ」
夏目さんだって飲み始めたいよね、と料理を交代しようとするが断られる。
でもいつもと違う雰囲気でどうしたのかな、と思っていると橋口くんが笑い始めた。
「のどかさん。夏目さんは料理がしたくないのではなくてのどかさんの料理を俺たちだけで食べたのが気に入らないんですよ」
「え?」
彼はクラッカーにクリームチーズをのせて持ってきてくれた。
夏目さんは無言で受け取ると一口で放り込んだ。
するとちょっとだけ口角が上がったように見えた気がした。
「夏目さん、美味しいでしょう?」
にやけながら反応を見てたいたふたりは頭をパンっと叩かれていた。
「美味いに決まってる」
ぼそっと言った言葉は私の耳によく聞こえてきた。そんな彼の声が嬉しくて仕方なかった。